トランプ大統領は、選挙戦からすべて本気で言っているのを皆が、 そのうち、トランプ氏も変わると見ていたが、残念ながら、選挙戦 の意見は何も変わらなかったことをやっと、思い知ったようである。 このサイトでは、トランプ氏の意見をやると、世界経済は大打撃を 受けると注意したが、ほとんどの評論家は、無視した。 その結果は、このコラムの意見をすべての評論家が、現在述べてい る。わかっているのであるから、早く述べれば良いのに、評論家達 は、今、私に追随してきたのだ。 トランプ政権の政策は2つに分類される。 1.お金を社会にばらまく良いトランプ政策 ・減税:法人税、所得税 ・インフラの再構築:インフラ投資1兆ドル ・軍備の拡大 2.世界経済を縮小させる悪いトランプ政策 ・保護貿易:国境税、関税引き上げなど スムート・ホ ーリー関税の再来 か?(1930年) ・自国労働者の雇用保護 ・不法移民禁止 であり、今までは、良いトランプ政策を見て、評論家ははやし立て ていた。 今は、悪いトランプ政策を言い始めた。このため、株価の調整局面 になっている。特に日本については、円高方向にムニューチン財務 長官も言及したことで、112円台まで進んだ。 しかし、企業業績は、100円から112円に円安になり、業績は 上方に修正される可能性が高い。調整後は株価は上がる事になるが 、日銀のETF買い介入で、調整がどの程度で済むのかはわからない。 もう1つ、良いトランプ政策が出来るのかという疑問符がある。 米国も国債を10兆ドルもあり、しかも、金利2%以上と高いので 国家予算上の国債費が大きい。このため、これ以上、国債を発行す ると、予算上では、日本と同じ問題を抱えることになる。 また、バーゼル3の問題もある。元モルガンのムニューチン財務長 官は、それでも大幅な財政出動を行うのかどうかでしょうね。 そう簡単には、できないと読むのは正しいと見ているが。 さあ、どうなりますか? ============================== 日経平均103円安、市場が探す「電子部品の次」 証券部 中尚子 2017/1/24 15:39日本経済新聞 電子版 24日の東京株式市場で日経平均株価は前日比103円安の1万8787円 で取引を終えた。前場では一時上昇に転じる場面もあり、終日前日 終値近辺でウロウロする方向感の見いだせない1日だった。金融な ど「バリュー(割安)株」が先導したトランプラリーが終わり、資 金の流れは変わりつつあるが、東京市場は相場をけん引する柱を見 いだせていない状況だ。 この日の日経平均は為替の円高・ドル安進行や前日の米株安を材 料に、続… ============================== 2017年 01月 24日 12:18 JST ドルは112円後半、ムニューチン氏発言で一時8週間ぶり安値 [東京 24日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市 場午後5時時点とほぼ同水準の112.79/81円。 朝方、次期財務長官に起用され指名承認待ちのスティーブ・ムニュ ーチン氏が「過度に強いドルは経済に短期的にマイナスの影響を与 える可能性がある」とのブルームバーグの報道が伝わり、 112.52円と昨年11月30日以来8週間ぶりの安値を付けた。