5841.トランプの暴言は計画的



トランプ氏を説明する時に、必ずと言っていいほど使われるのが「
過激な発言」という表現であるが、これこそがSNS上で彼が注目を集
め続けた重要なキーワードである。

過激な発言で注目を集めて、その実現は、閣僚に任せるやり方のよ
うであり、トランプ氏の発言内容は、共和党系シンクタンクの提言
内容と一致している。

医療保険制度改革の撤廃、移民審査の厳格化、中国やISへの強い
姿勢、減税、規制緩和、TPPの見直し、台湾との連携などは皆、裏に
シンクタンクの提言がある。

共和党政権であり、共和党的な政策に収斂されてくるようである。

米国議会での公聴会で、閣僚候補者たちは、まともであり、政策の
実行ではリーズナブルな実行案を示している。

NAFTAの見直しも、交渉で決めることであり、メキシコの意見も聞く
と見た。

今日の株価は、ここ11時少し前で、下落にしている。午後は日銀
のETF買いが入り、上昇に転ずる可能性が高い。

ということで、そろそろ、トランプ心配相場が終わったようである。

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ネット上で作り上げた“トランプブランド”
米新大統領のSNS戦略を徹底解剖
鶴野 充茂
2017年1月20日(金)日経BP
ネット上で作り上げた“トランプブランド”

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