6448.イラン戦争はどうなるのか?



月曜日有料版0章途中までをお送りします。 

パキスタンの調停が最終的に失敗して、再度戦争が始まると思いき
やトランプ氏が無期限の停戦延長を行う。これで、今後の戦争がど
うなるのかを検討しよう。       津田より

0.米国の状況と世界情勢
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・イラン戦争
トランプ氏は、アラグチ外相がホルムズ海峡を開放すると述べたの
に対して、米国はホルムズ海峡の逆封鎖を解かないとした。これに
より、イラン側も封鎖を継続している。

23日には停戦期限を迎えたが、トランプ氏は停戦を3週間延期すると
した。交渉のためのイランの提案を待つという。

しかし、イラン政府内で、穏健派のガリバフ国会議長が交渉団から
辞任して、実質的に強硬派の革命防衛隊の司令官アフマド・ヴァヒ
ディ少将が実権を握って、米国との交渉を拒否している。最高指導
者モジタバ・ハメネイ師も革命防衛隊に意思決定を委ねているとい
う。ということで、停戦交渉自体が開かれないようである。

イランは、ホルムズ海峡を通じて、中国に原油が売れないことにな
り、5億ドル/日の収入がなくなったというが、鉄道貨物として原油
を運べるはずであるが、タンカーに比べるとその取扱量は少なくな
る。一帯一路構想で中国とイランを結ぶ鉄道網が整備されている。
このため、生活必需品の輸入も可能である。イランは別にロシアと
の間でカスピ海ルートもある。

米国の逆封鎖で拿捕するのは、イランとイラクからの原油タンカー
とイランとイラクに行くコンテナ船であり、その他の船は米国サイ
ドでは通れる。ということで、ホルムズ海峡での通行料を取り、船
を通して、その収入で戦争経費を得る方法があり、イランは、それ
を実行することになる。このため、ケララ島近くの水域外に機雷を
敷設して、通れないようにした。

サウジは、紅海側ヤンプーに原油をパイプラインで送り、そこで引
き渡しているので、大きな減収になっていない。UAEもインド洋沿い
のファライラへパイプラインで原油を送り、大きな減収になってい
ない。

しかし、停戦が終了したら、イランは、まず、このパイプラインを
攻撃すると公言している。また、イエメンのフーシ派により、バフ
・アル・マンデル海峡も封鎖すると脅している。

また、ホルムズ海峡近くを通る海底ケーブルを切断するとした。
このケーブルを切断させると、ドバイなどの湾岸都市はクレジット
や銀行のATMなどの金融機能がなくなり、観光客はいられなくなる。

また、サウジやクウェート、カタール、バーレーンなどの石油施設
や淡水化施設なども破壊するという。

このため、UAEを除く湾岸諸国は、米国に自国の基地からの攻撃を
しないでほしいし、今後は米国との安全保障協定を破棄するという。

サウジはパキスタンと安全保障協定で1700人のパキスタン軍をサウ
ジに入れた。また、米国にイランとの戦争を終結してほしいと要求
している。イランは米国がイランを破壊する分、米軍を置く周辺国
のインフラに対して、攻撃すると述べている。

そして、イランは、アラグチ外相をパキスタンのイスラマバードに
訪問させた。トランプ氏も、イランが会談を要請してきたとして、
クシュナー氏とウィトコフ氏をイスラマバードに送った。

トランプ氏のイランとの合意条件は以下通りで、
- イラン凍結資産の数十億ドル(最大200億ドル)の解放
- 濃縮に関する日没条項(5〜15年)
- 高度濃縮ウラニウムの確保を必ずしも行わない可能性
- イランの弾道ミサイルに関するものは一切なし
という内容であり、イランの主張の多くを認めた内容であるし、オ
バマ元大統領がイランと合意した内容に近い。トランプ氏の負けで
ゲームから降りたいようだ。

しかし、イランは、交渉開始の前提条件として、米国のホルムズ海
峡の封鎖を解除することを条件としている。イランはトランプ氏の
足元を見ているが、トランプ氏は封鎖を解除しないことで、交渉は
成立しなかった。トランプ氏は25日、イランとの戦闘終結に向けた
交渉団の派遣を取りやめたと表明した。

そして、逆に米国はイラン港湾封鎖を拡大して、インド洋、太平洋
でもイランに向かう船やイラン出航の船を拿捕するというが、それ
ではインド、ロシア、中国との直接的な海軍戦争のリスクを孕むこ
とになる。アラビア海をすり抜ける封鎖対象の船があるためで、米
艦船10隻程度では全体を見れないことによる。航行信号をオフにす
るので、対象船の発見も難しい。

一方、この交渉取りやめを聞いたネタニヤフ首相は、ヒズボラに対
する大規模な攻撃の開始を命じた。停戦が終了し、戦争再開になる。

しかし、アラグチ外相をパキスタンに手渡した新提案は、あまりト
ランプ氏の提案と違わない。違いは、ホルムズ海峡の支配権の有無
、賠償の有無ぐらいである。トランプ氏の現状の状態からすると容
認可能にも見える。

トランプ氏は、この提案を見て、交渉が可能と判断したようである。
ということで、イランのアラグチ外相は明日パキスタンに戻るとい
う。

以後は有料版を見てください。

0.米国の状況と世界情勢
1.日本の状況




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