6447.停戦終了しイラン戦争再開



月曜日有料版0章途中までをお送りします。 

パキスタンの調停が最終的に失敗して、21日から再度戦争が始ま
る。米国の孤立が明確で、欧州も日本も参戦しない。今後の戦争拡
大と戦後の秩序体制を検討しよう。       津田より

0.米国の状況と世界情勢
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・イラン戦争
トランプ氏がレバノンでの冷戦を実現したことで、停戦協議にイラ
ンも応じた。

イランは当初、10項目の条件は、
1- すべての攻撃の終了。
2- 制裁の完全な解除。
3- イスラエルによる攻撃の停止(ヒズボラを含む)。
4- 再建支援。
5- ホルムズへの安全な輸送。
6- 将来の攻撃に対する保証。
対価として、イランはホルムズ海峡の再開(各船あたり約200万ドル
の手数料)を行うとの条件であり、この内、ホルムズ海峡のオーマ
ン側の航行には制限を設けないと譲歩した。

中国がイランにホルムズ海峡の開放を要求したことと、通行料の支
払いが完了しないで実入りがなかったことで、諦めたようだ。

米国の要求は、
1-ウラン濃縮活動の完全停止
2-米国への高濃縮ウラン引き渡し
3-主要核施設の解体
4-周辺国との緊張緩和措置の受け入れ
5-親イラン勢力への資金提供停止
6-要衝ホルムズ海峡の全面開放

であり、イランは濃縮ウランの放棄、5年間のイラン濃縮停止と核兵
器を作らないことを約束するが、その他の項目には、すべて拒否し
ている。そして、トランプ氏が述べる濃縮ウランの米国への移送を
イランは否定して、濃縮ウランを中立的な第 三国に移管することに
は合意した。

また、イラン側は、ホルムズ海峡開放の代わりに米国逆封鎖の解放
と凍結資金の開放を要求している。

トランプ氏としては、早くイラン戦争を終わり、中間選挙の準備が
必要であり、勝ったという状態が必要なだけである。このためには
、米国がイランの濃縮ウランを完全に掌握する必要があり、合意が
得られなければ、「はるかに敵対的な形」でそれが行われると付け
加えた。また、停戦を延長しないともいう。

イランは、ウラン濃縮を当面中止することは合意したが、何年中止
するかについては、まとまっていない。核兵器をもたないことは、
すでに戦争前に合意していたことであり、その条件は不変である。

この状況でトランプ氏は、合意が近いと言い、その言葉に市場は反
応して、株価は大きく上昇した。交渉が妥結したら、この合意文書
にトランプ氏はサインするために、パキスタンを訪問するともいう。

イラン内部では経済に責任を持つペゼシュキャン大統領と軍事面で
責任を持つ革命防衛隊で、見解の相違があったが、パキスタン陸軍
参謀長のアシム・ムニール元帥がイラン革命防衛隊を説得したよう
である。これにより、直接交渉にイランは臨むことになった。

米国のホルムズ海峡逆封鎖で、原油が中国に売れなくなり、戦争経
費がなくなり、革命防衛隊への給与も出ないと大統領は述べていた
。それと、革命防衛隊が管理するホルムズ海峡の通行料が入らずに
、戦争経費が二重の意味でなくなっていた。

それと、中国も原油が手に入らなくなり、イランにホルムズ海峡の
開放を要求していた。しかし、米国の逆封鎖しているので、中国は
イラン原油を調達できない状態に変わりがない。

というように、米国のホルムズ海峡逆封鎖が効いたので、交渉締結
まで米国は逆封鎖を続けるという。これに対して、イランも許可し
た商船だけがホルムズ海峡を通れると硬化させ、その後はすべての
船舶の航行を禁止した。

そして、トランプ氏は、凍結しているイラン資金を米国が解除する
との観測については否定した。徐々に期待した方向から離れていっ
ていた。

この状況になり、イラン革命防衛隊が、穏健なアラグチ外相に代わ
って、イラン外交の意思決定をし始めたようだ。イランが米国の条
件引き上げに対して、戦う方向にシフトしたようだ。

そして、停戦交渉の条件でもあるレバノンでの停戦は、ネタニアフ
氏の抵抗もあったが、トランプ氏が説得し10日間の停戦になったが
、すぐに停戦違反で攻撃したことで、イランは、米国との第2回直接
交渉への参加を見送るとし、米国の攻撃に備えて、体制を作り始め
た。

以後は有料版を見てください。

0.米国の状況と世界情勢
1.日本の状況




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