6443.米中代理戦争の様相



月曜日有料版0章途中までをお送りします。 

イラン戦争で米国が海兵隊を送りホルムズ海峡のイラン沿岸部を占
領する方向であるが、上陸作戦では中国の強いドローン主体戦闘に
なる。今後は中国がイランの裏にいて、米兵器に対応する。
この状況と今後を検討する。   津田より

0.米国の状況と世界情勢
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・イラン戦争
イランの最高指導者モジュタバ・ハメネイ氏は、モスクワで治療を
しているということで、イラン国内にはいない。この上、イラン最
高安全保障委員会(SNSC)のアリ・ラリジャニ事務局長が3月17日に
殺害され、イランの諜報機関長官エスマイル・ハティブも3月19日に
殺害を確認し、ゴラームレザー・ソレイマーニー、バスィージュ司
令官も3月17日に殺害されている。現在イランで生き残った誰が、モ
ザイク・ドクトリンの31の州コマンドに停止を命じる権限を持って
いるのかが分からないことになっている。

モザイク・ドクトリンとは、事前にアリ・ハメネイ師が殺された時
の戦争手順を封印命令書にして、各州の司令官に渡していて、それ
が発動した状態になっている。このため、いくら上層部が殺されて
も、その手順通りに各州コマンダーは戦争を実行することになる。

事実、ゼシュキアン大統領が辞任を検討しているというが、革命防
衛隊がすべての軍事・戦略判断を握っていて、大統領に権限がない
という。革命防衛隊の司令官がいない状態でも戦争は続いているの
で、中央ではコントロールできないようである。

このため、トランプ氏も「イランに対話できる指導者が残っていな
い」と述べている。交渉できる指導者を殺害しておいて、そう述べ
ている。

イランの防空システムは、中国製であったが事前にジャミングで、
システムが動かいない事態になっていた。

このため、昔のロシア製S-300とフェイバリット防空システムのレー
ダーでF-35を捉えて損傷させて、近くの米軍基地に緊急着陸させた
という。ロシアの技術者もいた可能性もある。中国の技術者も多数
、イランにいることは知られているし、そこでシステムの改善をし
ているはずである。しかし、米軍はA-10やアパッチを投入している
ので、イランの防空システムはないとみていることになる。

その上、米空母が超高速ミサイル圏内に入れなくなっている。イラ
ンの超高速ミサイルの命中率が高く、命中すると、空母が使い物に
ならなくなるからだ。とうとう、空母の時代は終わったようである。

トランプ氏が、戦艦を作るというが、その時代に戻る可能性がある
。大口径レールガンを主砲にすると大電力が必要であり、それなり
の大きさが必要になるからだ。そのレールガンを作れるのは、今の
ところ、日本しかないし、実戦的で実用的なレーザー砲も日本しか
できていない。

兵器の意味では、あと大量のドローンと多様な用途のドローンを持
つことが次の時代の覇権に必要なのであろう。

極超音速の「ファッター(Fattah)2」ミサイルで、イスラエルは
迎撃ミサイル10発を発射したが、10発すべてが外れ、ミサイルは要
塞化されたイスラエル国防軍の司令部に命中し、7人の高官が死亡し
た。イスラエルの最新アロー防空システムが無効であることが分か
る。マッハ7のレールガンでしか撃ち落せないかもしれない。

そして、イランは、4000km離れたインド洋のディエゴ・ガルシア基
地に向けて2発のIRBMを発射し、途中で迎撃されたが、この距離であ
るとベルリンやパリも射程内に入り、イランは欧州中心部を攻撃で
きることになる。

しかし、米軍は海兵隊を送り、上陸作戦を行うようであり、中国は
大量のドローンで米軍の上陸作戦を阻害し、その上でドローン以外
の対応兵器の開発をしようとしている。このため、中国陸軍もこの
イラン戦争に参加する可能性がある。勿論、少数の技術士官がドロ
ーンやその他の兵器開発の目的であるので、後方での支援になるが
、中国が大きくかかわることになる。

このため、事実上の米中代理戦争に向かっている。

このため、中国はアフガニスタンとパキスタンの戦争に仲介して、
この戦争を止めるようである。イランが勝ちそうになった時、中国
軍の大部隊をイランに送るためには、パキスタンとアフガニスタン
を通るからである。米軍が負けることになると、覇権が自動的に中
国となるからだ。戦わずして、台湾を手に入れることもできる。

このような構図になっているところに、米国は、沖縄海兵隊2500人
では足りないと、アメリカ西海岸に居る「ボクサー」以下3隻の強襲
揚陸艦の水陸両用即応群も中東に向かわせるという。そして、第82
空挺師団(陸軍)の一部も中東に派遣するという。大掛かりな上陸
作戦になる。しかし、対ドローン戦術は確立しているのであろうか?

もし、できていないと、犠牲者が多く出ることになると思う。ウク
ライナ軍技術者が中東に派遣されたが、その技術者が見た感想は、
米軍はウクライナ戦争の現実を見ていないようであると。

そして、この上陸作戦を成功させるために、やっとホルムズ海峡沿
岸の対艦ミサイル貯蔵庫をバンカーバスターで爆撃した。沿岸部の
要塞をすべて叩いてから、上陸作戦になる。しかし、上陸作戦はカ
ーグ島だともいう。ホルムズ海峡の要塞をすべて潰すことができな
いからのようだ。

以後は有料版を見てください。

0.米国の状況と世界情勢
1.日本の状況




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