6439.イラン戦争開始か?



月曜日有料版0章途中までをお送りします。 

トランプ氏は、イスラエルの求めに応じてイランに核濃縮を止めさ
せようとしてるが、イランは拒否している。このため、米国は戦争
を開始する可能性に警告し始めている。今後、どうなるかを検討す
る。                津田より

0.米国の状況と世界情勢
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米軍が早ければ今週末にもイランを攻撃する準備を整えている。ト
ランプ氏は、イランに10日間の猶予を与えているが、初期の限定的
な攻撃を開始する可能性が出ている。

これに対して、イランのアラグチ外相は、米国との協議で対案とし
て、3年間ウラン濃縮停止としたが、ウィトコフ特使は、この提案
を拒否した。しかし、トランプ氏も戦争回避で、イランに核兵器保
有につながらない小規模なウラン濃縮活動の容認を検討するともい
う。

米国の裏にはイスラエルがいて、イランの核開発を一切認めない姿
勢であり、トランプ氏もそれに同調しているので、永久的な核開発
の断念以外の案では決裂することになる。最後の詰めで米イランの
協議が進められている。

戦争になると、イランはホルムズ海峡の封鎖を行うことになり、日
本への中東石油の輸入ルールが途絶することになる。2025年のデー
タで約90%-95%以上がUAE、サウジアラビア、クウェート、カタール
などの中東諸国から輸入で、この途絶で日本は備蓄に頼ることにな
る。豪州や米国、カナダからの輸入は5%程度であり、大きくない。

現時点の石油価格60ドル/bも上昇し、100ドル/bにはなることが予想
できる。これだけで、ガソンリン減税の効果がなくなり、物価上昇
は加速することになる。

加えて、イランは、中国とロシアと同盟関係にあり、ホルムズ海峡
での演習にロシア艦艇も参加している。ロシアの参戦はないと思う
が、中国が参戦すると、近代兵器同士の戦いになり、米空母も危う
くなることが想定できる。空母にミサイルが1発でも命中して、甲板
が2度傾いただけ、航空機の運用はできなくなる。

この時の逃げ先である英国基地ディエゴガルシアを英国は、イラン
攻撃で米軍の使用を拒否した。英国も脱米国になっている。

そして、中国の参戦がキーになる。イランのペゼシュキアン大統領
は、中国が財政的支援を約束したが、資金提供はなかったという。
中国は経済的な苦境にあり、資金がないが軍事力は豊富にあり、職
のない若者の就職先として軍部は魅力的である。このため、国内の
経済不満の捌け口としての戦争は、中国にとっても良いことになる。

イラン軍だけでは、米戦闘機の空爆だけの攻撃では、それほど大き
な侵害を米軍に与えられないとみるが、中国の衛星、ミサイルなど
の活用では、米空母に打撃が出る可能性もある。打撃が出れば、そ
こで停戦するしかない。

米軍が引き上げれば、イランの反撃に移り、それはイスラエルに対
してのものになる。この時、再度米軍が参戦したら、エゼキル書の
予言が成就する。中国軍も参戦し、米軍も陸軍が参戦することで、
両軍ともに疲弊することになる。

このため、米中両大国の弱体化が起き、かつ、ロシアもウクライナ
戦争で弱体化しているので、軍事大国が無くなり、カナダのカーニ
ー首相の言うミドルパワーの時代が来るかもしれない。

トランプ氏が3月31日に訪中することになっているが、本当に訪中で
きるかどうかが、イラン戦争の動向で決まる。

以後は有料版を見てください。

0.米国の状況と世界情勢
1.日本の状況
2.ウクライナ戦争と世界情勢




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