月曜日有料版0章途中までをお送りします。 米国のトランプ氏は、グリーンランドを米国領にするということで 西半球支配体制を確立したいようであるが、これをトリガーに世界 再編が加速し始めた。今後を検討しよう。 津田より 0.米国の状況と世界情勢 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 先週、株価は150ドルの下落。TSMCの決算が良く、15日に292ドル高 以外、あまり話題なし。CPIやベネズエラの攻撃でも反応が大きくな い。 ベネズエラへの攻撃成功で、トランプ氏は米国の軍事力使用を振り かざし始めた。とくに、デンマーク自治領グリーンランド取得にも 軍事力の使用を考えるという。米国とデンマークの協議も不調にな り、ドイツ、英国、ノルウェー、スウェーデンなどの軍がグリーン ランドに駐留し始めている。米国対欧州の戦いが始まる可能性も出 てきている。 いらだつトランプ氏は、反対する欧州8カ国に10%追加関税を実施す る。このトランプ関税に対し英独仏が強い非難声明を出し、米国と 欧州との友好関係は完全に無くなる。 このため、ドイツのメルツ首相のロシアに対するニュアンスが変わ ってきた。「ロシアは欧州の国」「隣国」という表現を使い、平和 を求めると語リ始めた。欧州はロシアと米国という2つの敵がいる 状態になり、ロシアを敵から隣国にしたいようである。欧州にとっ て二正面作戦はできないからだ。 EUは、ウクライナの早期加盟に動き、停戦後のEU軍駐留を実現させ て、早期にロシアとの戦争を止めたいようである。 そして、カナダのカーニー首相が中国を訪問して、相互の関税引き 下げで合意した。米国との関係悪化で、中国との関係を正常化する ようであり、中国製電気自動車の輸入を許可したが、米国は「後悔 することになる」とカナダに警告した。 しかし、カナダは欧州との関係も強固にする方向で、米国がグリー ンランドを併合しようとするなら、カナダはデンマークを支持する という。米国の西半球支配から、どう逃れるかの模索をしている。 というように、欧米関係は破局に向かい、カナダも含めて、欧州は 次の世界体系を模索する必要になっている。この一環として、メロ ーニ伊首相が日本を訪問している。 続いて、トランプ氏はイランの暴動に対して、米軍を介入させると 述べたが、中東周辺に空母がいなく、軍事力を展開するベースがな いことと、イスラエルやサウジなどが米国にイランへの軍事力介入 を止めるよう要望したことで、トランプ氏の軍事介入の言及がなく なっている。しかし、時間稼ぎの可能性もある。 もう1つ、米国は中国との戦争を起こすと太平洋での激戦になり、 米国も大きく損傷するので、中国の台湾武力統一の動きはけん制す るが、台湾喪失時の問題点であるTSMCを米国に移す志向のようであ る。 ラトニック商務長官は、台湾の企業が2500億ドル、さらに米政府も 2500億ドル、合わせて「5000億ドル」で、中小サプライヤーまで全 部ひき連れて米国に引っ越してくるという。 この上、AI半導体に25%の関税をかけるという。TSMCは熊本にも工場 を建てているが、米国は日本も中国との戦いで、大きく破壊される ので、米国に本格的に移動した方が良いと言っていると推測できる。 このように、トランプ米第一主義は、1945年に制定した米国優先の 世界構造を破壊している。このため、世界は次の構造を模索しだし ている。 以後は有料版を見てください。 0.米国の状況と世界情勢 1.日本の状況 2.ウクライナ戦争と世界情勢