6372.米株暴落が世界へ波及か?



月曜日有料版0章途中までをお送りします。

FRBのパウエル議長の予想外の「タカ派の利下げ」で、米株は暴落し
た。今後を検討しよう。  津田より

0.米国と世界の状況
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NYダウは、コロナで2020年3月23日に18,591ドルまで急落したが、
2024年12月4日45,014ドルと史上最高値更新で、13日は43,828ドルで
16日は110ドル安の43,717ドル、17日は267ドル安の43,449ドル、18
日は1,123ドル安の42,326ドル、19日は15ドル高の42,342ドル、20日
は498ドル高の42,840ドル。

先週、株価は1000ドルの下落でした。FRBは18日に利下げを行ったが
、2025年の利下げ回数を4回から2回にしたことで、株式市場は、想
定外の事態で、売りが殺到した。このため、18日は1100ドルも下落
した。18日まで10日続落で50年ぶりの下落になった。

どうも、NYダウやその他米株は、大転換点に来たようである。
NASDAQも18日716Pも下げている。エヌビディアも下落し始めている
し、AIの地殻変動が起きているようだ。

インフレは収まらずに、失業率は上昇して、利下げできる環境では
なくなり、景気後退でのインフレで、スタグフレーションになる可
能性も出ている。

VWが、今後数年間で1万人を「大きく」上回る人員削減実施する
などドイツなどの欧州経済が不況になり、カナダも不況感が漂い、
中国は不動産バブル崩壊による不況になり、世界全体が不況になっ
てきている。このため、ECBは3回連続の利下げを行う方向である。

その中で米国だけが景気を維持できるとは思わないが、世界の投資
家の半分が米国に投資していることで、株価を維持してきたが、そ
れも限界に来ているようだ。

それと、米2年国債金利が4%以上もあり、米株で運用する配当利回り
は上になっていることで、バフェットは、全資産の55%を3ケ月の米
国債で運用しているという。

徐々にトランプ政権体制に移行しているが、米国のつなぎ予算が、
トランプ氏が求めた連邦債務上限の2年間停止と議員給与の引き上げ
が含まれ、イーロン・マスクの反対で、19日の米下院本会議でつな
ぎ予算案を否決した。

このつなぎ予算に変わる、連邦債務上限の停止は盛り込まない、議
員給与の引き上げも含まない、つなぎ予算をジョンソン議長は作成
して、議会で採決を行い、民主党の賛成で大差で可決した。現在の
予算の期限が20日であり、バイデン大統領はクリスマス休暇を切り
上げて、ワシントンに戻っている。なんとか間に合った。

しかし、今後もリバタリアン的なイーロン・マスクのX砲が炸裂し
て、法案が通らない事態になる可能性があるし、トランプ氏の要求
を拒否する共和党でもある。

そして、マスク氏が関わる財政的な縮小が予想できることになって
いる。マネー供給量が減れば、株価にはマイナスの影響が出ること
になる。株の暴落も想像できる。

トランプ次期大統領も、関税を武器に世界に無理難題を要求し、欧
州の軍事費をGDP5%を要求しているが、米国は3%である。

また、トランプ次期米大統領はEUに対し、米国から大量に石油やガ
スを買わなければEU産品に関税を課すと警告した。

トランプ次期米大統領が移民の強制送還なら、メキシコのシェイン
バウム政権は「大量強制送還が行われた場合に連邦や州、自治体当
局と連携して取り組む用意がある」と明らかにした。しかし、メキ
シコ国籍以外の移民に対して「安全な第三国」になることはないと
表明した。しかし、米国は労働力の大量喪失になる。

その要求の代償としてインフレになることが確実である。インフレ
であると、金利を5%程度に維持する必要もある。景気も悪化する方
向になる。

人為的に経済を操作すると、最終的には経済をコントロールできな
いで、国民は苦しむことになる。米国の場合は世界が苦しむことに
なり、世界は米国なしでの経済を志向することになる。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1,日本の状況
2.ウクライナ戦争推移
3.中東情勢


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