月曜日有料版2章途中までをお送りします。 プーチンが「非核保有国であっても核保有国の関与あるいは支援を 受けている場合は、ロシアに対する攻撃をロシア連邦に対する合同 攻撃とみなし、航空・宇宙兵器が大量に発射され、われわれの国境 を越えたという情報を入手した場合は核攻撃を検討するだろう」と して、核攻撃を行うとした。 津田より 2.ウクライナ戦争推移 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− プーチンが「非核保有国であっても核保有国の関与あるいは支援を 受けている場合は、ロシアに対する攻撃をロシア連邦に対する合同 攻撃とみなし、航空・宇宙兵器が大量に発射され、われわれの国境 を越えたという情報を入手した場合は核攻撃を検討するだろう」と して、核攻撃を行うとした。 ウ軍のジェットエンジンの長距離ドローンをロシアは迎撃出ずに、 複数個所の弾薬庫を破壊されているし、このドローン攻撃になすす べをなくしているロシアは、核兵器を使用するしかない状態になっ ている。 ロシア軍事ブロガーのカラシニコフは、「我々は敗北の声で打ちひ しがれている。政治の危機であり、ロシア連邦の崩壊であり、この ような指導者の下で戦争に勝つことは不可能である」と断言するし 、モスクワの放送番組内で、ソロビヨフ氏もプーチンの辞任を要求 したというように、ロシアが戦争と経済の危機に直面して、プーチ ンの影響力が弱まっているようだ。 このため、米バイデン大統領も、長距離ミサイルのロシア領内への 攻撃を認めないようである。核戦争を防止するために、認めないこ とにしたようである。 ゼレンスキー大統領は、「勝利計画」を説明するために、訪米して いるが、米国サイドは、単なる援助要求とみなして、長距離ミサイ ルの攻撃を許可しないで、多数の短距離ミサイルを供与して、お茶 を濁すようである。 この訪問で、ハリス氏は、今後のウクライナを支援するが、トラン プ氏は、現状のままで停戦するという。ゼレンスキー大統領は、ト ランプ氏と会談して、停戦条件を話したようであり、ウクライナ全 土を奪還できないことを、明言したようである。 そして、ゼレンスキー大統領とトランプ氏との会談後、短期に停戦 するためには、「あらゆる手段でプーチンに圧力をかけねばならな い」ことで、一致したという。トランプ氏のご機嫌を取り戻して、 支援の継続を得たいようである。 ロシアは、中国で秘密裏に無人機製造を開始したり、中国製装甲車 を使ったりで、中国もロシアが負ける事態は望まないので、秘密裏 に、機械部品や電子部品を提供していたが、ロシアの工場がウ軍ド ローンで破壊されているので、とうとう、中国国内で工場を建てて いる。 このような事態になり、米国下院は超党派の法案、習近平と中国共 産党への制裁法案を可決した。ブリンケン米国務長官は、中国外相 の王毅との会談で、「北京が一方で平和を望んでいる、紛争の終結 を見たいと言いながら、他方でその企業がプーチンの侵略を続ける のを実際に助ける行動を取ることを許しているのは、整合性がない」 と述べた。 今後の戦争支援が続くと、本格的な制裁になり、中国との貿易が欧 米では止まる可能性がある。中国への制裁が徐々にきつくなること で、中国はロシアへの肩入れがどんどん深まることになる。どうせ 、トランプ政権になれば、中国からの物品は止まるから、中国とし ては、制裁が怖くない。 この方面からも、第3次世界大戦に近づくことになる。トランプ政権 では、ロ中連合が一層進むことになり、台湾有事も現実問題化する ような気がする。 ・クルスク 10月中旬までにウ軍を追い出すというロ軍の第2次反撃の動きがな い。ロ正規軍とFSB部隊の間に統合司令部がなく、連絡手段がないと いう。FSBは対テロ作戦部隊を投入したが、ウ軍に撃退されている。 そうしている間にも、セイム川の南のロ軍の補給が苦しいことにな っている。セイム川に浮橋をかけようとロ軍は努力しているが、そ の都度、HIMARSで破壊されている。 ロ軍が第2次反撃ができないのは、兵員不足と兵器不足の両方である 可能性が高い。モスクワでは契約兵に年収800万円を提示し、空母の 乗組員まで突撃歩兵にして、前線に配備しているし、この時期、ロ 軍の歩兵突撃攻撃が多いのは、泥濘期になると当分は動けなくなる ので、泥濘期前により多くの占領地を確保することにこだわってい る。 以後は、有料版を見てください。 0.米国と世界の状況 1.日本の状況 2.ウクライナ戦争の推移 3.中東情勢