月曜日有料版2章途中までをお送りします。 ウクライナの重要都市ポクロウシクに迫るロ軍をウ軍は防御に成功 のようだ。ウ軍が押している状況になってきた。今後、どうなるの かを検討する。 津田より 2.ウクライナ戦争推移 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ウ軍は交通結線にある重要都市ポクロウシクを守るために、クルス ク侵攻予備部隊をドネツク市北側やトレツク市に移動させた。この ため、ロ軍の前進はなくなり、ウ軍は防御に成功している。 そして、ニウ・ヨルクでは街の半分程度をアゾフ連隊が奪還したよ うであり、防御から反撃に転換している。ドネツク市北側でも反撃 が開始されるようである。 しかし、クルスク州でのウ軍の前進はなくなって、要塞を構築して 、今後始まるロ軍の攻撃に備える方向になっている。ロ軍は現時点 では、攻撃できる兵力がないが、ドネツク攻撃のロ軍精鋭の空挺部 隊や海軍歩兵をクルスク州に移動させて、クルスク州のウ軍を駆逐 すると、プーチンは述べているが、できるのであろうか。 これに対して、ウ軍は防御の戦線が長くなり、兵力が不足している ので、戦線を撤退や反撃で再編成して、長くなった戦線を短くして 予備兵力を生み出すようである。ウ軍も最近動員した兵数はあるが 、現時点では、物の役に立たないことが、ドネツク市北側の防御で わかっている。 一方、ロ軍も兵力数は多いが、装甲車・戦車や精鋭部隊は極めて少 なくなっているので、攻撃を絞っている。ロ軍もウ軍も精鋭部隊が 少なく、その精鋭部隊をどこで使うかで、情勢が変化するようであ る。 現時点、ロ軍はドネツク市南側のプレトスチウカの攻撃に集中して いる。ボジャネの街東側にもロ軍が侵入して、陥落は時間の問題に なっている。この地域のウ軍は北に撤退して、新しい防御線を構築 して、そこで防御するようであるが、まだ粘っている。ここでもロ 軍は前進できなくなっている。 ロ軍の砲撃数は1日3000回以上あったが、現時点2500回程度に減少し てきている。どうも、ロ軍砲兵隊に何かの問題が生じている可能性 がある。戦車の損失は1で、装甲車両の損失もゼロとなり、戦車や 装甲車両もなくなったようである。砲門の損失数も減ってきている。 砲門も少なくなっているようだ。 イランからは弾道ミサイルを供給してもらい、なんとか、ミサイル 攻撃を持続しているが、イスカンデルMの製造が欧米部品がないため できなくなり、このため、現時点でもロ軍のミサイルやドローン攻 撃より、ウ軍のドローン攻撃回数の方が増えてきている。 モスクワを含む、ロシア各地の15ケ所に200機以上のドローンで攻撃 して、火力発電所や石油施設に大きな被害が出ている。モスクワの 政府庁舎も攻撃されて火災が起きている。目標に正確であり、住民 への被害が最小になっている。ウ軍は7日朝も、ロシア領ヴォロネジ 州にある弾薬庫を攻撃し、北朝鮮のミサイル多数を破壊したようだ。 ブダノフGUR長官は、ウクライナ新開発ドローンではロシアを最大 1,800kmの距離でロ軍施設を攻撃可能だと述べている。ウラル山脈を 超えて西シベリアのオムスク辺りまで攻撃可能ということになる。 これに対して、ロ軍はパトリオットなどがない防空体制の弱い地方 都市の住民に対して、精度がないミサイル・ドローン攻撃をしてい ることで、ウクライナ国民に被害が出ている。 しかし、米国はATACMSのロシア領内への攻撃を禁止しているが、ゼ レンスキー大統領は、米国に攻撃を許可してほしいと要求している。 米国は拒否し続けている。具体的な攻撃目標も提示したが、米ロは 月1回以上の協議をしていることで、この攻撃目標の情報がロ軍に漏 れている。 以後は、有料版を見てください。 0.米国と世界の状況 1.日本の状況 2.ウクライナ戦争の推移 3.中東情勢