6351.イスラエルの暴走



月曜日有料版3章途中までをお送りします。

イスラエルは、パレスチナのトップ・ハニヤ氏をイランの首都テヘ
ランで暗殺した。この暗殺したに対して、イランのハメネイ師は、
報復を行うとした。イランとイスラエルの激突が起きることになる。
その結果がどうなるのかを検討する。   津田より

3.中東情勢
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ヒズボラのフアド・シュクル司令官が殺され、翌日にはハマスの政
治部門トップのハニヤが暗殺される。7/13の空爆でハマス軍事部門
指導者ムハンマド・デイフが死亡したことで、ハマスのトップ2人を
殺害したことになる。

そして、米国がイスラエルに対して持っていた抑制能力はないよう
であり、ユダヤ社会のトップが米ユダヤ人からイスラエルのユダヤ
人になったようである。米政府がイスラエルの指示に従っているが
、多くの米ユダヤ人は反発している。

この状況に対して、イラン最高指導者ハメネイ師は、イスラエルへ
の報復攻撃を命じた。イラン政府は国連憲章第51条に基づき、イス
ラエルに対する自衛報復行動を取る意向を国連に正式に通知した。

このため、イランが周辺諸国との連携が確保されれば、イスラエル
を攻撃することになる。

イランのほかに、イラク、シリア、ヒズボラ、トルコ、エジプト、
スーダンなどであり、その裏でロシアが調整している。この体制が
揃うまでは、攻撃しないかもしれない。本格的な攻撃になり、イス
ラエル包囲網が形成されることになる。ヨハネの黙示録の記述通り
の展開になっている。

イランの超保守系「カイハン」紙によると、最初にイランによるイ
スラエル本土、特にテルアビブへの大規模で本格的なミサイルと無
人機攻撃になるだろうという。このミサイル発射場所は、イスラエ
ル周辺国からになるようだ。

テルアビブへの核ミサイルが途中のアルマゲドンで撃ち落とされる
ことが、黙示録には書いてある。いよいよ、そのフェーズになって
きた。

一方、イスラエルでは、ネタニヤフ首相がガラント国防相とイスラ
エル国防軍参謀総長ヘルジ・ハレヴィとシンベト長官ロネン・バー
を解任するつもりだという。イランなどとの戦争直前に軍幹部を解
任するということは、異常な事態である。軍幹部とネタニヤフ首相
をはじめとする極右政権の意見が大きく違うことによるようだ。

周辺諸国との全面戦争では、イスラエル軍でも負けると軍幹部は見
ているとみる。イスラエル人は500万人しかない。50万人程度しか、
兵力規模を取れない。対するにその数倍の兵力である。


以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1.日本の状況
2.ウクライナ戦争の推移 
3.中東情勢


コラム目次に戻る
トップページに戻る