6347.ロシア、戦争をやめられず



月曜日有料版2章途中までをお送りします。

今の世界秩序が崩壊するのは、ウクライナ戦争の動向による。ロシ
アが負けることで次の世界が開けるが、ロシアは戦争を勝つまで止
めない。この先、どうなるのか検討をする。 津田より

2.ウクライナ戦争推移
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ウ軍が、ロ軍に押されているように見える。事実、プーチンは、ウ
クライナが降伏することが停戦の条件だと当初、言っていた。

プーチンもゼレンスキー大統領が受け入れないのはわかっているが
、米大統領選挙後への布石を打っているような感じである。プーチ
ンのメンツが確保できるようなら、トランプ氏が大統領になったと
きに、早期の停戦に応じると述べている。

そして、EU議長国であるハンガリーのオルバン首相は、ロシアを訪
れてプーチンと会談した。この会談で、プーチンは「4州全域引き
渡し」が停戦交渉開始の条件だとした。プーチンのメンツ条件を明
示した格好である。これが、ロシアの停戦条件になる。

これに対して、オルバン首相は「欧州は平和を必要としている」時
期であり、したがって「ハンガリーとしては、今後6ケ月間が重要な
期間とみなしている」と付け加えた。

しかし、ミシェル欧州理事会議長は、ロシア訪問のハンガリー首相
を「EU議長国にはEUを代表してロシアに関与する権限はない」
と述べた。

どちらにしても、プーチンは強気である。この裏には、プーチンは
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談で、正恩氏にウクラ
イナへの派兵を求めたという。この求めに応えて、ロシアの占領地
域に北朝鮮軍工兵部隊などの兵力を派遣したという。兵力が足りな
くなれば、戦闘部隊も北朝鮮は送る可能性もある。

プーチンは、世界から貧乏人を集めて、契約兵にしているが、ロ軍
インド人兵士の「早期の帰還を」インド外相がロシア政府に要求し
たし、インドのモディ首相もロシアに訪問して、この要求をすると
いう。

このようにロ軍への参加が広まっている。報道によると、最大1.5万
人のネパール人が戦争に参加しているし、そのほかにソマリア、シ
リア、キューバ、中国の傭兵が戦争に参加していることが判明して
いる。

それはそうだ。月収40万円程度の給与である。相当に高額な報酬で
ある。このため、50万人*40万円で、月2000億円の兵員給与が必要
になっている。年2.4兆円にもなる。兵員は無尽蔵にいるとロ軍は考
え、人海戦術ができる。このため、ウ軍は、ロ軍の人的損害ではな
く、兵器や装備の損害を多くする必要があるのだ。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1,日本の状況
2.ウクライナ戦争の推移
3.中東情勢


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