月曜日有料版2章途中までをお送りします。 今の世界秩序が崩壊するのは、ウクライナ戦争の動向による。ロシ アが負けることで次の世界が開けるが、ロシアは戦争を勝つまで止 めない。この先、どうなるのか検討をする。 津田より 2.ウクライナ戦争推移 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ウ軍が、ロ軍に押されているように見える。事実、プーチンは、ウ クライナが降伏することが停戦の条件だと当初、言っていた。 プーチンもゼレンスキー大統領が受け入れないのはわかっているが 、米大統領選挙後への布石を打っているような感じである。プーチ ンのメンツが確保できるようなら、トランプ氏が大統領になったと きに、早期の停戦に応じると述べている。 そして、EU議長国であるハンガリーのオルバン首相は、ロシアを訪 れてプーチンと会談した。この会談で、プーチンは「4州全域引き 渡し」が停戦交渉開始の条件だとした。プーチンのメンツ条件を明 示した格好である。これが、ロシアの停戦条件になる。 これに対して、オルバン首相は「欧州は平和を必要としている」時 期であり、したがって「ハンガリーとしては、今後6ケ月間が重要な 期間とみなしている」と付け加えた。 しかし、ミシェル欧州理事会議長は、ロシア訪問のハンガリー首相 を「EU議長国にはEUを代表してロシアに関与する権限はない」 と述べた。 どちらにしても、プーチンは強気である。この裏には、プーチンは 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談で、正恩氏にウクラ イナへの派兵を求めたという。この求めに応えて、ロシアの占領地 域に北朝鮮軍工兵部隊などの兵力を派遣したという。兵力が足りな くなれば、戦闘部隊も北朝鮮は送る可能性もある。 プーチンは、世界から貧乏人を集めて、契約兵にしているが、ロ軍 インド人兵士の「早期の帰還を」インド外相がロシア政府に要求し たし、インドのモディ首相もロシアに訪問して、この要求をすると いう。 このようにロ軍への参加が広まっている。報道によると、最大1.5万 人のネパール人が戦争に参加しているし、そのほかにソマリア、シ リア、キューバ、中国の傭兵が戦争に参加していることが判明して いる。 それはそうだ。月収40万円程度の給与である。相当に高額な報酬で ある。このため、50万人*40万円で、月2000億円の兵員給与が必要 になっている。年2.4兆円にもなる。兵員は無尽蔵にいるとロ軍は考 え、人海戦術ができる。このため、ウ軍は、ロ軍の人的損害ではな く、兵器や装備の損害を多くする必要があるのだ。 以後は、有料版を見てください。 0.米国と世界の状況 1,日本の状況 2.ウクライナ戦争の推移 3.中東情勢