月曜日有料版0章途中までをお送りします。 プーチンが北朝鮮に助けを求めて行くなど、ロシアの敗戦が濃厚に なっている。敗戦になる前、戦術核攻撃の可能性が出てくる。 日本を見ると、東南海地震と大津波の可能性が出ているし、それと 連動して富士山の噴火が言われている。11月に米国の大統領選挙で 、米国の分裂の可能性が出て、それを避けるための米中戦争の可能 性も出てくる。2025年は大変な年になるそうである。この検討をす る。 津田より 0.米国と世界の状況 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− NYダウは、コロナで2020年3月23日に18,591ドルまで急落したが、 2024年5月17日は40,003ドルで過去最高となり、6月14日は38,589ド ルで、17日は188ドル高の38,778ドル、18日は56ドル高の38,834ドル 、20日は299ドル高の39,134ドル、21日は15ドル高の39,150ドル。 先週、株価は550ドルの上昇になっている。5月米小売売上高は前月 比0.1%増であり、予想の0.3%増より低く、また、米新規失業保険申 請件数も23.8万件と、予想の23.5万件より多く、インフレが収まり 景気が弱くなってきたようで、10年国債利回りは4.22%と低くなって きている。しかし、米サービス業PMIが55.1と上昇し、製造業PMIも 51.7となり、10年国債利回りは、4.2%台後半になった。まだ、景況 感は強い。 そのため、ドル円は159円台と160円を目指す円安の展開である。 しかし、FRBは、インフレが収まっていないので利下げもできないし 、米政府の国債利払いのことを考えると利上げもできない。 そして、米国の株価を維持しているのは、エネビディアだけであり 、このエネビディアが崩れると、米株全体が大きく崩れるように思 う。これが起きるのも2025年になるのか? AI投資、特にエネビディアへの一極投資になっているが、まだAIで 多くの企業が収益を上げていない。この収益が上がらないとわかる と、途端に投資を引き上げることになる。 フランスでの7月4日の総選挙で、極右なルペンの国民連合と左翼連 合が優勢で、マクロンなどが率いる中道政党が負けそうな情勢にな り、欧州の経済状況も自国主義になり、保護貿易国が多くなるよう だ。移民も禁止であり、移民の強制送還も多くなる。 G7では、中国の過剰生産で、デフレが起きることになると心配され て、中国からの輸入品に超過関税をかける方向になった。貿易戦争 が再開することになった。 その上、米国のトランプ氏は、全ての輸入品に10%以上の関税を課 すというので、トランプ政権になったら、1930年のストーム・ホー レー法と同じで、貿易戦争になり、世界貿易の縮小が起き、その結 果は、世界的な大不況である。 米政府の債務残高は34兆ドルになり、4%の利回りであると、1.2兆ド ルの利払い費が必要であり、歳入規模は5.3兆ドルであり、義務的経 費が4.2兆ドルあり、利払いが1.2兆ドルあると、1兆ドルの防衛費予 算が捻出できない。このため、予算規模を拡大して、国債の増額発 行を続ける必要になる。雪だるまのように債務残高が増えることに なる。 一方、ドル基軸通貨を維持してきたペトローダラー制度は、サウジ の更新拒否で終焉して、かつ、BRICS+に70ケ国以上が加入希望とい う状況になっている。確実にドル以外での決済が増えることになり 、ドルを外貨準備にする必要もなくなる。その上、米関税を10%にす ると、なおさら、ドルを持つことは必要なくなる。 ゴールドなどのドルに代わる通貨機能が、外貨準備に使われる可能 性が高い。このため、外貨準備でドル離れになる。新興国はドル資 産の凍結を心配している。 そうすると、新興国の米国債の放出が続き、米国債の金利が高止ま りして、米国の巨大な債務残高を維持する方法がなくなり、ハイパ ー・インフレなどで、米国経済が終焉する可能性もある。これも2025 年に起こるような気がする。 この状況になると、米国は国内の分裂も大きくなり、国民統合のた めに、敵との戦争が必要になる。その敵が中国である。 中国も国内経済が不況入りして、国民統合のために戦争が必要であ り、台湾より経済力が低く軍事力も低いフィリピンをターゲットに して、紛争を起こしている。しかし、急速に米国が米比相互防衛条 約でフィリピンに肩入れしてきている。 セカンドトーマス礁の衝突で、この米比相互防衛条約5条の発動をし て、補給時に米海軍艦船または航空機が比軍補給船を擁護するとい うが、中国海軍が妨害すると戦争になる。 これに対して、中国がフィリピン沖で空母や強襲揚陸艦、055型ミサ イル駆逐艦などによる演習をやる気配であり、米国に対抗するよう である。非常に危ない状況になっている。これも2025年に起きそう である。 以後は、有料版を見てください。 0.米国と世界の状況 1,日本の状況 2.ウクライナ戦争の推移 3.中東情勢