月曜日有料版2章途中までをお送りします。 砲弾不足と兵員不足でウ軍は苦戦になっている。現状と今後を検討 する。 津田より 2.ウクライナ戦争推移 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ロ軍は、アウディーイウカでウ軍を圧倒している。ウ軍は撤退しな いと包囲されることになり、補給道路も遮断されて、補給もできな い状態である。 このため、とうとう、ウ軍はアウディーイウカから撤退すると発表 。しかし、この撤退で多数のウ軍兵が捕虜になったという。 プーチンは、ショイグ国防相からアブディーイウカを完全制圧した と報告を受け、プーチンは「重要な勝利」だと指摘し、軍に祝意を 示した。大統領選挙の後押しになったようだ。 しかし、徐々に、心配していた事態が来ている。米国の援助なしで は、弾薬不足になり負けると思ったが、その事態になっている。こ の状態で停戦にしないと負けが確定し、その上にトランプ氏が米国 大統領になった時点で、より悪い条件での停戦になるとみたからだ。 しかし、ウクライナは戦うという。 米国は、戦争を全世界各地で継続的に行い、軍事産業を衰退させて いないが、欧州各国、特にドイツは軍事産業をメルケル首相時代に 、平和の配当のために潰し、米国に頼る姿勢になっていた。 トランプ政権の1期目で、ドイツのメルケル首相をトランプ大統領が 怒っていた。軍事費をGDPの2%以上にしないなら、米国はNATOの責任 を果たさないと言っている。現在のトランプ氏が述べているのは、 この延長上にある。 このため、ドイツ国防相が5年以内に軍事産業を復活させて、ロシア に対応できるようにするというが、ウクライナ戦争は、現在進行形 であり、5年後では、ウクライナが負けている。フィンランド、スウ ェーデンなども砲弾の提供を優先的に行うというが、それでも足り ない。 しかも、欧州全体で155mm砲弾を作る工場は、4ケ所しかなく、それも 1工場で高々月産3万発程度である。これでは、ロシアに勝てない。 ロ軍は1日で1万発を撃っている。 世界で軍事産業を温存させているのは、ロシア、中国、北朝鮮、イ ランと西側では米国と韓国しかない。あとは平和になり軍事産業を 潰してしまった。日本も例外ではない。 しかし、チェコのパヴェル大統領は、大量の砲弾があり、資金を調 達できれば、すぐウクライナに送れると言ったが、韓国またはイン ド、パキスタンが備蓄している弾薬以外ない。インドとパキスタン は152mm砲弾であり、155mm砲弾は韓国しかないと思う。 という状況で、残念ながら、シルスキー大将が総司令官になっても 、状況は変化しない。逆に、ロ軍は体制を立て直して、各所に大部 隊で攻めてくることになる。ウ軍が防戦一方になることは、明らか だ。 以後は、有料版を見てください。 0.米国と世界の状況 1,日本の状況 3.中東情勢 4.碁盤と世界を考える