6323.ヨハネの黙示録の完結に向けて



月曜日有料版1章途中までをお送りします。

ロシアは、世界各所に紛争を起こさせようとしているし、米国は自
国優先の政策になり、世界の紛争から距離を置こうとしている。中
東では戦争の拡大が起きる可能性が高い。その結果はヨハネの黙示
録の完結になる。これを防止する方法を検討する。  津田より

3.中東戦争へ
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ガザでのハマス掃討も進み、次にガザの支配権をどうするかに議論
が起こるようだ。アラブ諸国は、パレスチナ国家樹立に向けた「不
可逆的」措置にイスラエルが同意するなら、サウジアラビアなどと
の正常化を提案するという。この構想の一環として、ガザでの停戦
とハマスに拘束されている人質の解放を実現する。

しかし、ネタニアフ首相は「いかなるシナリオにおいてもパレスチ
ナ国家の建設には反対」という。2国共存は望まないとして、この地
域全体を支配するという。これに対して、バイデン大統領は「2国
家共存」 の考えを改めて強調した。

そして、イスラエル軍のハレビ参謀総長は17日、同国北隣のレバノ
ンとの国境線で戦争が勃発する可能性が高くなっているとした。

これは、イスラエル領土を拡張しようとしていることであり、レバ
ノン南部も支配下に置くようである。イスラエルは、領土拡張主義
国になってしまったようである。

それと、ギリシャ船や米国船などが、紅海でミサイルを被弾したこ
とで、米国は、フーシ派の対艦ミサイルなどを攻撃した。バイデン
政権は、フーシ派を国際テロ組織に再指定したが、フーシ派との戦
争は望まずという。しかし、フーシ派の紅海での攻撃は止まらない。

この上に、イランは16日、隣国パキスタン南西部バルチスタン州に
ある「テロリスト集団の拠点2か所」をミサイルと無人機で破壊し
たと報じた。イラク、シリアに続く周辺国への軍事行動となった。

一連の報復では、ラスクの警察署襲撃にイスラエルの対外情報機関
モサドの関与も示唆し、その拠点としてイラク北部を攻撃した。敵
対勢力への力による報復を誇示した。国内の不満解消で国民の目を
外に向けるようである。

この攻撃に対して、パキスタンは、イランへの報復攻撃を開始した。
パキスタン外務省は18日「イラン西部スィースターン・バルーチェス
ターン州にあるテロリストの隠れ家に対して精密攻撃を実施した」と
発表。イラン国営メディアは「パキスタンの攻撃で民間人7名が死亡
して複数人が負傷者した」と報じた。報復合戦になると、戦争になる
こともあり得る。

イスラエルとしては、アラブ諸国の一致を一番警戒しているので、
シーア派とスンニ派の分断は、願っていることである。しかし、イ
スラエルのモサドが支援するテロ組織を攻撃しているようにも見え
る。このため、イランとパキスタンが互いの領土を攻撃したことを
巡り、イランのアブドラヒアン外相とパキスタンのジラニ外相は19
日に電話会談し、緊張緩和を図る方針で合意した。

このような世界情勢で、上川外相は、今後のウクライナや中東情勢
を協議するためにトルコのエルドアン大統領らと会談した。上川外
相はイラン首脳とも会談しているし、ウクライナの首脳陣とも会談
している。イスラエルの首脳とも会談して、日本はウクライナや中
東の関係者の多くと会談していることになる。

日本はイスラエル寄りではないことで、中立的な位置にいる。その
上、日本は、キリスト教文化でもなく、黙示録の影響を受けていな
いことで、戦争拡大防止の役割を果たす絶好の位置にいる。

聖書にあるヨハネの黙示録では、イスラエルに攻め込む国は、ロシ
ア、トルコ、エジプト、イラン、イラク、シリア、イエメンである
。この国々も徐々に形成してきている。

日本の役割は、中東戦争を世界戦争に広げずに、中東だけでの戦争
にすることである。核戦争で地球の滅亡を避けることである。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1,日本の状況
2.ウクライナ戦争推移
4.東アジア


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