月曜日有料版1章途中までをお送りします。 日経平均株価が3万5千円を越えてきている。この株高は続くのど うかを検討する。 津田より 1.日本の状況 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 日経平均株価は、コロナで2020年3月19日に16,358円まで下げ、2021 年9月14日に30,670円で31年ぶりの高値になり、2022年3月9日は 24,717円の底値になり、2023年7月3日は33,753円とバブル崩壊後高 値となり、5日は33,377円で、9日は385円高の33,763円でバブル崩壊 後高値更新で、10日も678円高の34,441円で更新、11日も608円高の 35,049円で更新、12日も527円高の35,577円で更新。 先週、株価は2200円もの大幅な上昇でした。12日の35,500円は、 1990年2月28日の終値35,821円で、1990年3月1日の終値28,002円であ ったことで、1990年2月以来の高値となる。 米国株は、だいたい横バイで推移していたが、日経平均は2200円も 上昇したことになり、新NISAと海外投資家の2つの要因が重なったこ とによるとみる。 能登半島地震による日銀の金融緩和継続での146円台に乗せる円安と 日本企業の業績が好調であることも関係しているが、この大幅な上 げは、需給要因しかない。 中国上海指数、香港ハンセン指数は長期に下落している。このため 、中国投資家が中国株を売り、日経平均ETFを買っているともいう。 このため、日経平均株価との連動性が強いファーストリテイリング が6%も上昇している。 そして、12日の朝に大量の買いが9時少し前に入り、日経平均を押上 げた。 しかし、原油価格が上昇したことを受けて、15日朝は下落から始ま るようである。 しかし、インバウンド需要が大きく、北海道でも海外からの観光客 が冬でも多い。全国的にインバウンド客が多く、日本人の消費が減 少しても、それを上回る消費がある。このため、日本の消費面から の企業業績悪化はないが、海外、特に地政学リスク、原油の高騰で は、企業業績に大きく影響することになる。 この面が、今年は大きい。 以後は、有料版を見てください。 0.米国と世界の状況 2.ウクライナ戦争推移 3.中東戦争へ