6307.ウ軍の前進が止まっている



月曜日有料版2章途中までをお送りします。

ウ軍の優勢が続いているが、ロ軍は東部と南部で苦戦している。こ
のロ軍苦戦でも、ウ軍は前進が止めっている。ウ軍を支援する米国
の状況もおかしくなっている。この現状と今後の検討をしよう。
                 津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ロ軍最強の第76空挺師団は、南部コパニの東側面を防衛している。
師団全体で、そこにしか投入されていない。相当損耗しているよう
である。師団規模は1万人であるが、相当に少ないようである。

オリヒウ軸にウ軍は集中して攻撃している。その他では、バフムト
の南を攻撃している。それ以外では、ウ軍は攻撃をしていない。

ロ軍も全体的に攻撃をしなくなった。ロ軍は代わりに各地で空爆を
行っている。

このため、あまり状況の変化がない状態である。

・クピャンスク・スバトバ・リシチャンスク方面
ロ軍は、防衛のみで攻撃できない状態になっている。
このため、ロ軍は航空優勢であることで、空爆を各地で行っている。
ウ軍も、攻撃を行っていない。

ロ軍はクピャンスク南部のオスキル川にかかる4つ以上の橋を空爆し
て破壊したが、ウ軍は損傷した橋の近くに舟橋を設置したようだ。

・バフムト方面
北西では、ロ軍はオリホボバシリフカに地上攻撃したが、ウ軍と戦
闘中である。

南側では、ウ軍はクリシチーウカ、アンドリーイウカを完全奪還し
た。ウ軍は追撃して「T0513」道路に向かって線路を超えて攻撃して
いる。この道路は、バフムトへの補給路になっている。この補給路
を火器管制下に置いたことで、ロ軍の補給が困難になっている。

その他で、ウ軍はクルディミウカとイワニフスクにも攻撃している。

というように、ロ軍は、この地域で押されている。このため、ワグ
ナーの戦闘員を再配置されるようだと英国防省は言う。規模は数百
人程度で、バフムトの地形を知る熟練兵をバフムート周辺に集中配
備したようだと。

・ザポリージャ州方面
1.ベルカノボシルカ軸
東では、ノボドネツク、ノボマヨルシケ、シェフチェンコに攻撃を
しているが、前進できずにいる。ここには大きな兵力を入れないの
で、攻撃も限定的になっている。

中央では、ウ軍は、ザビトネ・バジャンニャを攻撃しているが、前
進できないでいる。

2.オリヒウ軸
ウ軍は、ロボティネの南ノボプロコピウカを攻撃しているが、この
ノボプロコピウカ方向で少しづつ前進している。ロ軍も徐々に退却
している。

コパニ方向へウ軍は向かっているが、ロ軍最強の第76空挺師団が立
ちはだかっている。

ベルボベ方向では、第2防衛線を越えてウ軍は、市内の西側に前進し
ているが、ロ軍陣地も強化されていて、クラスター弾をはねのける
構造になってきたことで、前進できなくなってきた。ここに、第7強
襲師団が逆襲に出て、一部ウ軍を押し戻している。

もう1つが、ベルボベの南東にロ軍第1防衛線沿いにウ軍は前進して
、166高地方向に塹壕を横から攻めている。

オチェレトバテ方向へウ軍は攻撃しているが、166高地のロ軍の抵抗
が激しく前進できていない。このため、塹壕沿いに攻めているウ軍
の攻撃が166高地に到達するのを待っている。到達したら、2方向か
らの攻撃を開始するようである。

この方向に、ロ軍最強部隊を集めたことと、陣地を強固にしたこと
でウ軍も攻めあぐねているようだ。

・クリミア方面
ケルチ橋周辺にウ軍はドローンとミサイル攻撃をしている。クリミ
ア西部の防空システムを破壊しているので、ケルチ橋付近のロ軍の
防空システムを攻撃し始めている。

クリミアの全域に空襲警報が出ているが、ドローンを飛ばして、防
空部隊の位置を探っている可能性もある。爆発炎上は、ケルチ地域
に限られている。

・クリミア方面
ケルチ橋周辺にウ軍はドローンとミサイル攻撃をしている。クリミ
ア西部の防空システムを破壊しているので、ケルチ橋付近のロ軍の
防空システムを攻撃し始めている。

クリミアの全域に空襲警報が出ているが、ドローンを飛ばして、防
空部隊の位置を探っている可能性もある。爆発炎上は、ケルチ地域
に限られている。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1.日本の状況
3.その他世界の状況


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