6306.ウ軍が南部で優勢になってきた



月曜日有料版2章途中までをお送りします。

ウ軍が第2防衛線を突破して、装甲車が第2防衛線内に展開し始めて
いる。第1防衛線突破に3ケ月を要したが、第2防衛線突破には1ケ月で
済んだ。この現状と今後の検討をしよう。  津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ロ軍最強の第76空挺師団を南部の第1、第2防衛線に投入したが、防
衛戦で負けて損害が大きく、追加で、バフムトを除く東部に展開す
る攻撃可能な空挺部隊、バース予備部隊、スペツナズ部隊をすべて
南部に送っている。

このため、南部でのロ軍の地上部隊による攻撃は、ほとんどなくな
っている。バフムトを除く南部に展開するロ軍部隊は、弱兵である。

・クピャンスク・スバトバ・リシチャンスク方面
ロ軍は、防衛のみで攻撃できない状態になっている。

このため、ロ軍は航空優勢であることで、空爆を各地で行っている。

ウ軍も、スバトバ方面のノボセリウシケへの攻撃以外、この地域で
は防衛のみで、攻撃をしていない。

・バフムト方面
北西では、ロ軍はボフダニウカに地上攻撃したが、ウ軍に撃退され
ている。

南側では、ウ軍はクリシチーウカ、アンドリーイウカを完全奪還し
た。ウ軍は追撃して「T0513」道路に達している。この道路は、バフ
ムトへの補給路になっている。この補給路を火器管制下に置いたこ
とで、ロ軍の補給が困難になっている。

クルディミウカでもウ軍が激しい攻撃している。ここもまもなく奪
還するであろう。

ロ軍は、失ったアンドリーイウカに攻撃したが、ウ軍に撃退されて
いる。

・ザポリージャ州方面
1.ベルカノボシルカ軸
東では、ノボドネツク、ノボマヨルシケ、シェフチェンコに攻撃を
して、ウ軍がノボマヨルシケの市街に入り、市街戦になっているが
前進できずにいる。

中央では、ウ軍は、ザビトネ・バジャンニャを攻撃しているが、ロ
軍も抵抗して、ウ軍は前進できないでいる。

2.オリヒウ軸
ウ軍は、ロボティネの南ノボプロコピウカを攻撃しているが、この
ノボプロコピウカで前進できないでいる。コパニ方向へウ軍は向か
っている。

オチェレトバテ方向へウ軍は攻撃しているが、166高地のロ軍の抵抗
が激しく前進できていない。前回の情報は誤報であったと思われる。

ベルボベ方向では、一部第2防衛線を越えてウ軍機械化部隊が進軍し
ていることで、戦車壕と竜の歯を越えたことが確認されている。ジ
ワジワとベルボベに前進している。

この第2防衛線を完全に越えると、今までの歩兵と砲兵主導の砲迫戦
から機甲部隊主導の機甲戦になり、進軍速度が著しく早くなる可能
性がある。その時はこの地域のロ軍崩壊になり、その次に南部地域
全体のロ軍崩壊になっていくことになる。

もう1つが、ベルボベの南東にロ軍第1防衛線沿いにウ軍は前進して
、166高地方向に塹壕を横から攻めている。このため、塹壕の意味を
なさなくなる。そして、ロ軍歩兵部隊に対して、なぜかロ軍のTOS-1
がサーモバリック弾で攻撃して多数が死傷している。ウ軍の塹壕横
からの攻撃で、敵味方の区別がつかないようである。

そして、ここオリヒウ軸が両軍の精鋭を集めた決戦場所であり、こ
こで、ロ軍精鋭部隊を粉砕すると、ロ軍はロ軍崩壊になる。しかし
、その方向に事態は向かっている。ロ軍の分岐点に差し掛かったよ
うである。

この方面のタルナフスキー司令官曰く「ウ軍はベルボベの左翼側で
突破口を開いた。トクマクを奪取できたら、大きな突破を実現した
ことになる。最低限トクマクを奪取する。宇軍の攻勢は冬も継続す
る。歩兵中心の小部隊で攻撃しているから泥濘は関係ない」とした。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1.日本の状況
3.その他世界の状況


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