6305.新秩序の構築



月曜日有料版2章途中までをお送りします。

米国、中国、欧州の経済がおかしくなり、世界が混沌とした状態に
なったが、近代資本主義の問題に対応する必要がある。日本の江戸
時代を参考とした秩序体系を作る必要になっている。この現状と今
後の検討をしよう。  津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ロ軍は、バフムト方面にいたロ軍最強の第76空挺師団を南部の第1、
第2防衛線に投入した。

この空挺師団の2個連隊がノボプロコピウカでの防衛にあたっている
ので、ウ軍も苦戦に陥っているようである。

ウ軍は、バフムト方面とベルカノボシルカ軸東のノボドネツク、ノ
ボマヨルの攻撃を強化している。ロ軍第76空挺師団が防衛するオリ
ヒウ軸での前進が難しくなっているようだ

・クピャンスク・スバトバ・リシチャンスク方面
練度の高い攻撃部隊を南部にほとんど引き抜かれて、攻撃できない
状態になている。新編成の第21連合軍が到着しているが、練度不足
で攻撃ができないようである。

このため、ロ軍は航空優勢であることで、空爆を各地で行っている。

ウ軍も防衛のみで、攻撃をしていない。

・バフムト方面
北西では、ロ軍はボフダニウカに地上攻撃したが、ウ軍に撃退され
ている。

南側では、ウ軍はクリシチーウカで掃討作戦を行って、ほとんど奪
還しているが、ロ軍は激しい空爆後、地上攻撃をして、街の南部に
入った。しかし、この攻撃は失敗して、ウ軍が完全奪還した。

アンドリーイウカはロ軍が撤退して、ウ軍が完全奪還になった。こ
のアンドーイウカでは、ロ軍第72自動車化狙撃旅団を包囲して、撤
退する部隊に砲撃を浴びせて殲滅したという。

大損害を受けて疲弊しているロ軍をウ軍は追撃しているが、この方
面のロ軍崩壊の可能性も出てきた。南部より先にバフムト方面でウ
軍は、ロ軍を破りドネツク市を含む広範囲を奪還する可能性も出て
きた。

このアンドーイウカの東4kmに「T0513」道路があり、バフムトへの補
給路になっている。この補給路を火器管制下に置いたことで、この
補給路は使えなくなった。そして、ウ軍は線路を越えて、この道路
に迫っている。

一方、ロ軍は線路の西側での抵抗を諦めたようである。

クルディミウカでもウ軍が激しい砲撃と、その後に攻撃するので、
ロ軍は苦しい戦いになっているが、市街で戦闘中である。

ロ軍は、地上支援のために、クルディミウカでもウ軍に空爆を行っ
ている。

・ドネツク市北側
ウ軍はアウディーイウカ郊外のオプトネに攻撃して、そこに居たロ
軍部隊が無秩序に撤退したが、それをウ軍攻撃部隊と勘違いして、
ロ軍は、激しい砲撃を行い、ロ軍の部隊を壊滅させた。

このため、オプトネの半分をウ軍が奪還した。このオプトネは、ド
ネツク空港から1km程度の位置にあり、ロ軍も増強したことで、ウ軍
も、それ以上の前進はできていない。

・ザポリージャ州方面
1.ベルカノボシルカ軸
東では、ノボドネツク、ノボマヨルシケ、シェフチェンコに攻撃を
して、ウ軍がノボマヨルシケの市街に入り、市街戦になっている。

中央では、ウ軍は、ザビトネ・バジャンニャを攻撃しているが、ロ
軍も抵抗して、ウ軍は前進できないでいる。

2.オリヒウ軸
ウ軍は、ロボティネの南ノボプロコピウカを攻撃しているが、この
ノボプロコピウカにロ軍の中では最強な第72空挺師団の2個連隊を入
れて、防衛している。このため、ウ軍の前進が難しくなっている。

オチェレトバテ方向へウ軍は攻撃して、一部情報では166高地を奪還
したというが、疑問である。もし、この166高地が奪還されると、周
辺のノボプロコピウカやベルボベなどが一望でき、砲兵隊が配備さ
れると、周りへの砲撃が正確になり、歩兵攻撃部隊の火砲支援が有
効度を上げることになる。ここは、絶対にロ軍は防衛するべき場所
であるからだ。

しかし、ロ軍第72空挺師団は強い。この部隊が抜けたバフムトの状
況はウ軍が優勢になっているが、南部地域は第72空挺師団を横に配
備して防衛しているが、薄い防衛網を維持し続けている。ウ軍は前
進ができないでいる。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1.日本の状況
3.世界の再構築を


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