6285.ウ軍バフムト反撃は成功



月曜日有料版2章途中までをお送りします。

ウ軍大攻勢が始まり、まずは東部バフムトでの反攻作戦が開始した
ようである。現状と今後の検討をしよう。   津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ウ軍は反転攻勢に出て、バフムトやアウディーイウカやボラレダラ
などで、威力偵察や本格的な反撃をおこなっているようだ。特に、
本格的な反転攻勢に出たのがバフムトであり、ロ軍の弱い所を攻め
ている。

また、ザポリジャー州やヘルソン州などの複数地点でも偵察に出て
いるし、攻撃準備をしている。

・バフムト方面
ウ軍はバフムト郊外で本格的な反転攻勢に出ている。ウ軍の攻撃は
諸兵科連合軍作戦であり、前線部隊にもパッドでウ軍全体の動きが
わかるようにして連携を取る。これでロ軍は対応できない速度で攻
められている。

郊外のクロモベのO0506道路の近接地域のロ軍陣地をウ軍第92機械化
旅団が攻撃・奪還し、ロ正規軍は後退している。この方面には、ワ
グナー軍はいないという。ロシア国防省も12日「(バフムート北の
部隊は)防衛ラインの安定性を高めるためベルヒフカ貯水池周辺の
有利な位置を保持している」と後退を認めた。この方面では、ロ軍
が総崩れの状態になり、立て直するかが問題である。

イワニフスクでもウ軍第24突撃旅団がロ軍陣地を攻撃して、ロ軍を
後退させている。ウ軍の戦車が至近距離で砲撃し制圧、その後歩兵
がBMP-1から下車展開して、塹壕を掃討している。歩兵だけでは、戦
車に対抗できないし、RPGは持っているが、戦車に当てるのは難しい
ようであり、ジャベリンのような優れた対戦車ミサイルをロ軍は持
っていないようだ。これでは、戦車で蹂躙されるだけである。

もう1つが、ウ軍第3突撃旅団が、運河を渡河してクリシチョウカ方
向に攻撃して、進撃中であり、ここを守っていたロ軍第72自動車化
狙撃旅団の2個中隊が壊滅して、第72自動車化狙撃旅団全体が2Kmほ
ど後退した。取り残されたワグナー軍の500人も全滅したが、第72自
動車化狙撃旅団がワグナー軍に撤退の連絡もないことで、孤立した
からだとプリゴジンは言って、側面のロ軍旅団は、戦わずに逃亡し
たと、怒っている。

しかし、第3突撃旅団とはアゾフ連隊のことで、そこの指揮官は「真
っ先に逃げ出したのはワグナーの兵士達で第72旅団の兵士達は包囲
され降伏を受け入れるまで懸命に戦っていた。プリゴジンは嘘つき
だ」と述べている。

ウ軍第3突撃旅団の一部は、クリシチョウカ市内に到達しているよう
である。このため、イワニフスク近郊の第72自動車化狙撃旅団全体
は、既に包囲されている状態になっている。数千名のロ軍兵は、絶
体絶命の状態である。ウ軍第3突撃旅団は、戦車T64や装甲車M113な
どで構成されている。

ここまでで、今年の2月に、ロ軍が手に入れた地域が、たった1日で
取り返されたことになっている。ロ軍の弱さや装備のなさが、どう
しようもないレベルであることがわかる。ロ軍が3ヶ月かかってとれ
た土地も、後数日で取り返される運命にあるようだ。

以後は、有料版を見てください。

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