6278.ウ軍の反撃開始か?



月曜日有料版2章途中までをお送りします。

ロ軍のバフムト攻撃の勢いがなくなり、ウ軍のバフムトでの反撃開
始の可能性が出てきた。今後の戦況を検討しよう。  
                      津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ロ軍は、バフムト包囲から部隊をアウディーイウカなどに移動させ
て、ワグナー軍だけでバフムトを攻撃しているようである。このた
め、兵力も装備も枯渇している。

・バフムト方面
ウ軍も増援部隊を出して、バフムトを死守するとしたが、ロ軍大規
模攻勢も限界にきているようである。ロ軍とワグナー軍の攻撃頻度
が落ちてきている。

ワグナー軍とロ正規軍が仲間割れで、ロ軍精鋭部隊をアウディーイ
ウカに移動させたようであり、ロ軍精鋭部隊が、ワグナー軍をフォ
ローしなくなっている。

このため、ワグナー軍は主力部隊を投入したが、その損耗が大きく
、かつ補充ができないことで、前進が停滞している。ザリジネンス
クを占領して、その先のミシキウカの攻撃を中止した。もう1つが
、バフムト市内金属工場から前進できないでいる。ウ軍はザリジネ
ンスクに機械化部隊が反撃して、半分を奪還したようだ。

バフムトフカ川の防衛線は、ワグナー軍は突破できずにいる。南側
は混戦模様であり、ウ軍も反撃に出て、両軍がジグザグの前線にな
っている。ここが一番今、激戦の地域であるが、しかし、ウ軍もロ
軍の前進を阻んでいる。

ロ軍は、オリホボ・バシリフカやボダニウカを攻撃したが、ウ軍に
撃退されている。また、ワグナー軍は、ヤヒドネを占領したが、そ
の先では攻撃して確保した陣地を、ウ軍機械化部隊により、押し戻
されている。ウ軍の機械化部隊が、効果のある場所で反撃に出てい
る。

イワニフスク方向では、ロ軍精鋭部隊を一部撤退させたことで、ウ
軍が押し戻す展開になり、T0504主要道の補給路が安全になったこと
で、バフムト市内への補給も確保できる状態になっている。また運
河の西側でウ軍はロ軍を駆逐した。

ロ正規軍はワグナー軍を見捨てことで、ウ軍の攻撃でワグナー軍は
身動きできない。1日で1000人以上の兵員を失い、戦車も4両、その
他戦闘車も20台程度も失っている。ワグナー軍は、前線を維持でき
なくなるはず。

このため、ワグナー軍を置き換える方向で対応するようであり、空
挺部隊が引き継ぐことになるようだ。フォローはしないで、ワグナ
ー軍を撤退させるようである。

プリゴジン氏が、「3月末から4月初旬に(ウ軍が)大規模攻勢を
計画中という情報がある。ワグナー軍がロ軍から切り離されないよ
う必要な措置を講じてほしい」とショイグ国防相に要請したが、シ
ョイグ国防相は無視して、支援も弾薬なども優先的にワグナー軍に
補給しないようである。ロ軍はワグナー軍排除に動いている。

以後は、有料版を見てください。

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