6273.ロ軍の攻撃限界か?



月曜日有料版2章途中までをお送りします。

ロ軍が人海戦術でバフムト包囲作戦を行うも、ウ軍も増援部隊を送
り高速M03号線を死守している。ロ軍の攻撃限界が近い。今後の戦況
を検討しよう。       津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ロ軍の大規模攻勢の成果が出ていない。クピャンスク方面、スバト
ボ・クレミンアの反撃、バフムト包囲、ボハレダラであるが、ウ軍
も春の大攻勢要員をウ軍守備隊の増援として、激戦地に投入したこ
とで、ロ軍の進撃スピードが遅いか、ほとんど前進できないでいる。

このロ軍大規模攻勢に、前線に近い場所に航空部隊を集めているの
で、今後航空機による攻勢が始まる可能性があるが、地上軍の消耗
が激しく、効果があるのか疑問である。

・バフムト・ドネツク方面
ロ軍・ワグナー軍はザリジネスクを占領し、直角に曲がり、M03高速
道路に向けて攻撃しているが、ウ軍は、第30機械化歩兵旅団を投入
して、ロ軍の前進を止めた。

一方、ロ軍とワグナー軍も、パラスコビイウカの一部を占領して、
M03補給路の切断を試みている。この切断を試みたのが、ロ軍特殊部
隊であるが、その攻撃を待ち伏せしていたのが、ウ軍特殊部隊であ
り、ロ軍特殊部隊を壊滅させた。これにより、高速道M03補給路は今
の所、ウ軍の支配下にあり、無事である。

そして、パラスコビイウカにもウ軍は増援部隊を送り、ロ軍の前進
を止めていたが、ワグナー軍に市中心部を占領されたようだ。今は
市の南側で戦闘が続いている。このまま進まれるとM03号線になり、
補給路が危ないので、ウ軍も全力で防衛している。

それでも、ゼレンスキー大統領は、バフムトからの撤退はあり得な
いという。このため、ウ軍は全力でバフムト周辺に部隊を集めて、
ロ軍の人海戦術の突撃を止めいるが、ワグナー軍の技量はすごい。

それと、ロ軍の人員損耗が激しく、攻撃要員が不足になり、攻撃力
が弱まっている。ロ軍も他の戦線から人員を集めているが、損耗の
方が早くて、どうしても、前進できなくなってきた。このバフムト
にロ軍は、おそらく5万の兵力を集中しているが、それでも足りなく
なったようである。どこまで、ここで消耗するのであろうか?

それと、ロ軍は地雷を前線の後方に敷設している。それには二つ理
由があって、一つには、反撃された時の勢いを止める為であり、二
つにはロ軍兵の敵前逃亡を阻止するためだという。

ウ軍は、バフムトを要塞都市にしているので、ロ軍の正面攻撃では
落ちないことで、包囲作戦を行っているが、その包囲作戦もウ軍機
甲部隊の守備陣を崩せないようである。

バフムト市東側の工場地帯、住宅地などにもロ軍が侵入して接近戦
になって、ロ軍の一部がバフムト市街に侵入したようであるが、そ
こから前進できない。南側のオプトネから市内に攻めるロ軍も前進
できていない。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1.日本の状況



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