6271.ロ軍の大規模攻勢



月曜日有料版2章途中までをお送りします。

ロ軍が「ラクダ」と「肉の波」でウ軍に対して、大規模攻勢をかけ
てくるという。今後の戦況を検討しよう。       津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ロ軍本体も、1ケ所に大量の歩兵を集めて、波状攻撃をする人海戦
術を各所で実施している。ウ軍も対抗上、戦闘員を集めているが、
人命重視のウ軍は押されている。ロ軍より優秀な兵器が必要である
し、対抗戦術の開発も必要がある。

ロ軍は、人海戦術の上に、輸送部隊をウ軍の手薄な場所に潜入し、
突破する戦術を取り始めている。

欧米戦車の供与が決まって、戦車到着までにロ軍は大規模攻勢を仕
掛けてくると、ウ軍は見ているし、ロ軍の攻勢が始まっているとも
見える。

ロ軍が人海戦術で攻勢をかけているのが、スバトボ・クレミンアの
反撃、バフムト包囲、ボハレダラの3ケ所である。そこに集中的に、
ロ軍の兵員を集めている。

・バフムト・ドネツク方面
ロ軍・ワグナー軍はシイルとブラホダトネも占領し、ウ軍主力は、
T1503号主要道の西側まで後退した。しかし、現在、ウ軍の在留部隊
いる南のクラスノ・ホラと北のロズトリフカとミコライフカをロ軍
は攻撃している。この北の街の延長上にシベリスクがあり、ここま
でロ軍は進軍したいようである。シベリスクを取られると、クレミ
ンナ攻撃のウ軍は、撤退する必要になる。

それと、ウ軍のいない地点からバフムトフカ川までロ軍は来たが、
その渡河でロ軍は大損害を出している。このため川を渡った西側に
あるブラホダトネから川に沿って南下している。

川の反対側にあるパラコビフカにもロ軍は攻撃している。ウ軍のい
ない地点で川を越えたたようである。ウ軍のいない地点を探るため
には、戦車や軍人とは違う民間人に偽装したトラックなどの輸送隊
を使い探すことで、ウ軍からの攻撃を受けないで潜入できることを
ロ軍は知ったようである。

このため、輸送隊で潜入し、その後、ウ軍のいない場所から人海戦
術で攻撃するという方法を取り始めたようである。これで、人員の
損耗を少なくするようである。そして、この輸送部隊を「ラクダ」
と呼び、人海戦術を「肉の波」と言っているようだ。

バフムトの南側のクリシチウカ、アンドリウカもロ軍が占領して、
西にあるイワニフカにロ軍が攻めてきたが、ここはウ軍が防衛して
いる。

ここで止めないとチャシブ・ヤールを取られる。チャシブ・ヤール
は、バフムトへの00506道の補給路上であり、ここを取られるとバフ
ムトへの補給が難しくなる。このため、執拗にロ軍は攻めてくる。

そして、まだ南側のロ軍は、人員補充が効いているので、人海戦術
攻撃を止めない。すでにT0504主要道は補給に使えなくなり、今は地
方道00506を使って補給をしているという。今使える補給路はM03高
速道路と00506道の2本である。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1.日本の状況



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