6267.ロシアは人海戦術で優位に



月曜日有料版2章途中までをお送りします。

バフムト・ソルダーの攻防戦で、ロ軍は、人海戦術でウ軍を押し切
ったことで、ロ軍は人海戦術で戦うようである。今後を検討しよう
。          津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ロ軍は、1ケ所に大量の歩兵を集めて、波状攻撃をする人海戦術で
成果が出たことで、その戦術を実行し始めた。このため、ウ軍の弱
い部分を見つけて、そこに歩兵での大量攻撃を実施している。

・バフムト・ソルダー方面
ロ軍・ワグナー軍はソルダーを占領し、ウ軍は撤退している。ソル
ダーの西にあるシイル鉄道駅を中心としたエリアに陣地を作ったが
、ワグナー軍はそこに攻め込み、ウ軍はT1503号主要道の西側まで後
退して、今、シイルを越して、バフムトカ川の付近までロ軍・ワグ
ナー軍はきている。

大規模な人的損害を出しても、波状攻撃でウ軍を攻めているので、
どうしても人的損害を出したくないウ軍は押され気味である。

ブラホタデやクラスノ・ホラなどのバフムトの北側にもワグナー軍
は人海戦術で攻撃してきている。損害も大きく、1日800人程度の戦
死者を出している。負傷兵は戦死者の3倍とすると3200人前後が戦線
離脱していることになる。1ケ月で10万人もの戦線離脱者が出ること
になる。このため、ロ軍は、第2次動員が必要になる。

ロ軍兵の戦死者は5月までに22万人を超える可能性があり、戦死者数
を隠すために移動式火葬場を発注したともいう。戦死者数は1ケ月で
2万5000人であり、5ケ月で12万人であり、今までの戦死者数の10万人
であることから頷けることになる。何人死なすのであろうか?

バフムトの南側のクリシチウカ、アンドリウカへもワグナー軍が攻
撃し占領したようであり、イワビフスクにワグナー軍が攻めてきた
という。このまま行くと、バフムトが包囲される状況であり、そろ
そろ、バフムトからウ軍を撤退させる可能性が出てきた。

この地域に、ロ軍とワグナー軍が兵力を集めて、人的被害を無視し
た攻撃で戦局を開くようであり、他のドネツク方面の攻撃がなくな
っている。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1.日本の状況



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