6260.ウ軍はどこに攻勢をかけるか?



月曜日有料版2章途中までだけをお送りします。

ウ軍は、次の攻撃に向かっているが、地面は凍結してきたので、ど
こに攻勢をかけるのかである。ロ軍もドネツクに攻勢をかけている
。今後を検討しよう。              津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ヘルソン州ドニエプル川西岸からロ軍は撤退し、撤退部隊をドンバ
スに重点的に回している。HIMRSの補給路攻撃を受けないようにする
ためにパブリウカへの攻撃を強化している。このために海軍歩兵部
隊をこちらの攻撃に回している。空挺部隊もドネツクに配備した。

予備役を、ベラルーシで訓練したが、その戦車軍団や機甲歩兵旅団
をルハンスク州に投入したが、その後の消息がわからない。

ウ軍はドニエプル川西岸の戦車隊を温存しているようであり、1旅団
をルハンスクへ回した程度であり、この温存した機甲部隊がどこを
攻撃するのか、今の焦点である。

・南部ヘルソン州
ドニエプル川東岸地域では、ロ軍は要塞を道路の交差点などに構築
している。そこに訓練なしの動員兵を配備して、点と線を守る方向
のようであり、精鋭部隊は、ドンバスやルガンスクに回しているよ
うだ。

ここの地域の中心戦力は、砲兵部隊であり、その観測を行う偵察部
隊をドニエプル川の前線に貼り付けている。ヘルソン市などのドニ
エプル川西岸の広い範囲に無差別砲撃をしている。

キーンバーン半島のウ軍の動きが分からない。既にウ軍が奪還をし
ているが、キーンバン半島にドニエプル川渡河をするかもしれない
。ここが、1つ目の攻勢候補のポイントである。

このドニエプル川東岸に渡河して、攻撃してクリミアの奪還を図る
ことが、一番早いウクライナの勝利を意味する。

しかし、ロ軍事ブロガーは、「どんな状況において我々がクリミア
を引き渡すというのだ。第三次大戦もなしに。そんなことがありう
るか。」と述べて、クリミアを取られることになれば、核兵器使用
も辞さないという。

・ザポリージャ方面
HIMARSで、サポリージャの前線を叩いているために、ロ軍の損害が
積みあがっている。このため、ロ軍は、ミハイリフカ、ポロヒ、イ
ンツェルンから一部の部隊を撤退させた。全前線を守れないので、
兵をどこかに集中配備するようだ。

それと、ロ軍は、ヘルソン州とザポリージャ州の補給に苦労してい
るようである。クリミア大橋が破壊されて、揚陸艦やフェリーを利
用して物資を運んでいるが、量が運べない。

このため、HIMARSで攻撃されないよう、鉄道輸送を安全にする必要
があるために、パブリウカへの攻撃を強化している。ここに、精鋭
部隊を投入しているが、激戦になっている。

このため、パブリウカ以外のザポリージャ州の前線でのロ軍兵力は
少なくなっている。そして、ここも精鋭部隊が少なく、動員兵を入
れていることで、ウ軍攻勢候補の2つ目のポイントのようである。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1.日本の状況



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