6259.停戦交渉の頓挫



月曜日有料版2章途中までだけをお送りします。

ウ軍は、次の攻撃に向かっているが、雪が降り始めて、泥濘が酷く
装甲車の移動が難しい状態で、凍結するまで部隊に他再編や移動を
行うようである。ロ軍もドンバスとザポリージャ地域に向かってい
る。この状況でも停戦交渉は頓挫した。今後を検討しよう。
                        津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ヘルソン州ドニエプル川西岸からロ軍は撤退し、撤退部隊をドンバ
スやルハンスク方面に回している。海軍歩兵部隊はドンバス地域で
、空挺部隊はドネツクとルハンシクに配備したようである。

それと、9月下旬に動員した予備役を、ベラルーシで訓練したが、そ
の戦車軍団や機甲歩兵旅団をルハンスク州に投入した。

ウ軍はドニエプル川西岸の戦車隊をルハンスク州に回してるが、地
面凍結がまだなく、機甲部隊が動ける状態になっていない。ザポリ
ージャ州にも回しているとみるが、まだ攻撃を行わない。

・巡航ミサイル攻撃
ロ軍は、地上攻撃が期待通りではないので、巡航ミサイルとUAVによ
るウクライナ全土のインフラ攻撃をし、ウクライナを厭戦気分にし
ようとしているようだ。

11月23日は70発以上の巡航ミサイルの内50発を撃墜、自爆型無人機
5機の内5機を撃墜した。今回の空爆では、送電線と変電所を狙い、
このため、4つの原子力発電所が停止して、このため、停電がウク
ライナ全土に広がった。今回はKh-101巡航ミサイルを使用したが、
残存132機中70機を使ったようである。

ロシアはミサイル生産を続けて、S300のミサイルは7000機もあり、
対空ミサイルを地上攻撃に使用する理由も分かるような気がする。

短距離弾頭ミサイル・イスカンダルは119機しかなく、欧米などの戦
線参入にも備える必要があるために、あまり使えないようである。

イランのUAVの残りも少なくなり、ロシアで生産するようであり、そ
の部品をイランが提供するようだ。ウ軍はクリミアで複数のイラン
人軍事顧問殺害を認めた。イランの軍事顧問団は攻撃目標になると
した。ロシア生産になれば、イラン軍事顧問団もイランに帰るので
あろうか?

大きなミサイル攻撃は1週間ごとに行っているが、生産との見合い
でそうなっているようだ。

冷蔵庫や洗濯機をロ軍が、ウクライナで一般家庭から略奪する理由
も、ミサイルの制御に冷蔵庫や洗濯機の半導体を転用するためで、
最新の冷蔵庫の並行輸入も増えているという。民生用半導体を軍事
転用しているようである。

このようにして、経済制裁をくぐり抜けているようだ。イランのUAV
も民生半導体や部品であり、経済制裁をくぐり抜けることができる。

このように、経済制裁をくぐり抜けるので生産地を空爆しないと、
生産数量を少なくできないし、生産地を空爆すると核戦争の危険が
あり、生産を停止できないと、戦争状態が続くことになり、消耗戦
は長期に渡る可能性もある。

そして、当初、中国製の半導体を使ったが、不良品率が高くて使い
物にならないと結論したようである。

その結果、西側の洗濯機と冷蔵庫が大量に売れることになっている
ようである。

欧米諸国も無限大に砲弾などをウクライナに提供し続ける必要にな
っている。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1.日本の状況



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