月曜日有料版2章途中までだけをお送りします。 ウ軍は、ドニエプル川西岸を奪還して、次の攻撃に向かっている。 同様にドニエプル川西岸から撤退したロ軍もドンバス地域に向かっ ている。冬の最前線はどうなるのか。今後を検討しよう。津田より 2.ウクライナ戦争の推移 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヘルソン州ドニエプル川西岸からロ軍は撤退し、ウ軍はこの地域の 機甲部隊を次にどこに回すかである。ロ軍は撤退部隊をドンバス方 面に回している。ウ軍の攻勢に出る場所がまだ、分からない。そし て、冬の地面凍結が北から徐々に始まり、機甲部隊が動ける状態に なる。 ・巡航ミサイル攻撃 ロ軍は、地上攻撃が期待通りではないので、巡航ミサイルとUAVによ るウクライナ全土のインフラ攻撃をし始めた。 11月15日は90発以上の巡航ミサイルの内73発を撃墜、自爆型無人機 10機の内10機を撃墜したが、S300の迎撃ミサイルが、ポーランドに 落下して、2名が死亡した。 17日、さらに新たな大規模ミサイル攻撃を行った。 当初、ロシアのミサイルがポーランドに落ち、2名死亡と報道されて 、これは第3次世界大戦になるかと世界は心配した。しかし、NATOの AWACS監視で、ウ軍の迎撃ミサイルと分かり、ホットした。 このポーランドの事故に対して、ゼレンスキー大統領が自国ミサイ ルではないとの見解を示したことで、世界から反発が出ている。特 にポーランド世論が激昂してしまう可能性があり、ゼレンスキー大 統領は、なるべく早く謝罪した方が良い。 しかし、ミサイル攻撃での迎撃率が、格段に向上した。10月10日の 巡航ミサイル84発中43発迎撃、UAV24機中13機で、迎撃率は50%程度 であったが、15日は80%になっている。 対空防御のNASAMSの撃墜率は100%であり、この兵器の有効性が証明 されたようである。このため、多数のNASAMSの供与が必要である。 一方、ロ軍のミサイルは、ほとんど使い切ったようであり、攻撃の 中にKh-55核弾頭巡航ミサイルがあり、弾頭部分を外して普通弾頭に したものであり、Kh-505巡航ミサイルが不足して、核ミサイルを転 用した物と思われる。今後はイラン製のミサイルになるのであろう。 以後は、有料版を見てください。 0.米国と世界の状況 1.日本の状況