6255.中国も経済合理性を放棄か



月曜日有料版3章途中までだけをお送りします。

中国の全人代で習近平が3選したことと、習配下の人間で常務委員
を独占した。経済感覚がある共団派の政治家を締め出した。今後の
中国を検討しよう。    津田より

2.ウクライナ戦争の推移
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ウ軍は、ルハンスク州で交通の要衝のスバトボに向かっているし、
ヘルソン州では、ムイロベに向かっている。これに対して、ロ軍は
ヘルソン州南部から精鋭部隊を徐々に撤退させているようだ。その
代わりに、動員兵を送り込んでいる。しかし、この1週間の戦線の
動きは少ない。

・クレミンナ・スバトボ攻防戦
ウ軍は、クレミンナ周辺に到達して、クレミンナのロ軍基地に対し
て、砲撃しているが、偵察部隊を出して、ロ軍の状況をみている。

ウ軍は、もう1つ、クピャンスクからP07を南下してセレベッツ川に
到達し、それを渡河してスバトボに向け進軍している。川の渡河前
にウ軍部隊も再編を行ったようである。

P66上のプロシジャンカを確保し陣地を構築して、スバトボとクレミ
ンナの間を切断して、スバトボとクレミンナへの攻撃を有利にする
ようである。

ロ軍は、ドネツ川沿いにロシア領からセベロドネツクまでにワグナ
ー防御線を構築した。そこには、戦車が突破できない「竜の歯」を
2重に設置している。どうも、2月24日以前の支配地を守る方向のよ
うである。

ロ軍は大量の動員兵をスバトボに送っているが、装備もない動員兵
が前線に放置されて、ウ軍砲撃が激しくなり撤退すると前線に戻る
よう命令されたという。まともな装備もなく、ウ軍と戦えという方
が、おかしいが、今のロ軍に兵器と弾薬もないようだ。そこの指揮
官がラビン大将であり、ワグナー創業者のフリゴジン氏の要求で解
任されたようだ。しかし、スバトボの防衛は絶望的であろう。

このため、ワグナー防御線の北側の防衛は、ロ軍は放棄する可能性
があることを示しているので、停戦交渉の条件になってくるとみる。

・南部ヘルソン州・ザポリージャ州・クリミア攻防戦
ロ軍は、ムイロベとプラスキンズキーを結んだ線上に塹壕を掘り、
防衛線を構築した。ウ軍は前進してスハノバまで来て、ムイロベの
攻撃をしていた。

しかし、それ以上の前進ができないでいる。ロ軍は精鋭部隊を温存
するために撤退させて、その代わりに動員兵を送り込んでいる。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と欧州の状況
1.日本の状況
2.中国の見通し


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