月曜日有料版2章途中までだけをお送りします。 プーチンは、ウクライナ全土のインフラ破壊にイラン製自爆ドロー ンを使用。しかし、前線を維持することができなくなっている。今 後を検討しよう。 津田より 2.ウクライナ戦争の推移 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ウ軍は、ルハンスク州で交通の要衝のスバトボに向かっているし、 ヘルソン州では、ムイロベに向かっている。これに対して、ロ軍は ヘルソン州南部から撤退の可能性もあるようだ。しかし、この1週 間の戦線の動きは少ない。 ・クレミンナ・スバトボ攻防戦 ウ軍は、クレミンナ周辺に到達して、クレミンナのロ軍基地に対し て、砲撃しているが、偵察部隊を出して、ロ軍の状況をみている。 ウ軍は、もう1つ、クピャンスクからP07を南下してスバトボに向け て前進しているが、こちらも様子見の状態である。 ウ軍は、ロ軍のプーチン防御線の防御力を確かめつつ、部隊の再編 成と増強やローテーションを図っているようだ。英国から訓練を終 えた兵員がウクライナに戻り、前線に配備される。 このスバトボ防衛に、ロ軍も大量の動員兵が配備させているようで あり、その動員兵を実地訓練して、砲兵などの増強を図っている。 このため、ロ軍砲撃数が増えている。弾薬もイランや北朝鮮から供 給されている可能性以外に、ロシア国内で増産しているようだ。 そして、P66道路までウ軍を押し戻し、P66に防衛線を構築する方向 で、ウ軍に攻撃をし掛けてきている。P66上にプーチン防御線を構築 する可能性がある。 ロシア国内が戦時体制に移行したことで、半導体が必要な精密兵器 は作れないが、弾薬などの軍事企業に民生企業をシフトした効果が 出ているようだ。 そして、T-62戦車の再生などで、弾薬の他にも整備することで、防 御力を上げようとしている。ロシアは防御に回り、その体制を整備 している。 クレミンナ方向へもウ軍は攻撃しているが、ロ軍も同様に激しい砲 撃をウ軍に行っている。砲撃数でロ軍がウ軍を上回っている。 もう1つ、ロ軍がリマンを攻撃したようで、ウ軍が奪還した要衝を それも前線から遠く離れたリマンをどうのように攻撃したのであろ うか?考えられることは2つ。 1つに敗残兵が残っていて、そのロ軍兵が、ウ軍陣地を攻撃したか 、2つにはロ軍偵察部隊が、情報収集のためにリマンまで偵察に来 たが、発見されて戦闘になったか、である。 ・南部ヘルソン州・ザポリージャ州攻防戦 ロ軍は、ムイロベとプラスキンズキーを結んだ線上に塹壕を掘り、 防衛線を構築した。ウ軍は前進してスハノバまで来て、ムイロベの 攻撃をしていた。 しかし、ムイロベの攻撃でも、数回、ロ軍の鉄壁の防御で、ウ軍は 攻撃に失敗したが、とうとうムイロベを奪還したようである。とい うことは、ロ軍前線部隊も撤退を開始した可能性がある。 以後は、有料版を見てください。 0.米国と欧州の状況 1.日本の状況