月曜日有料版2章途中までをお送りします。 ウクライナ戦争で、ロ軍の兵員不足で戦線の維持ができないことで 、部分動員に踏み切った。プーチンは戦術核の使用も匂わしている 。今後を検討しよう。 津田より 2.ウクライナ戦争の推移 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ウ軍は、東部ハルキウ州のほぼ全体を奪還したが、クピャンスク市 西側の奪還後、オスキル川を渡河して東側も奪還して、オスキル川 東岸を攻撃しているようだ。 そのほか、3ケ所で渡河に成功し、次のロ軍の防衛線であるルハン スクの州境に向かって、前進している。逆にロ軍はクピャンスクを 攻撃してきた。 しかし、ウ軍の前進を止められていない。次の重要都市はスバトボ になる。ここを落とすと、主要道路p66号線での補給ができなくなり 、セベロドネツクの防衛も難しくなる。このため、ロ軍はオスキル 川の防衛線を突破されたことで、最終的にはロ軍防衛線はゼレプレ ッツ川に置くしかないようだ。 ・部分動員 しかし、増援部隊がなくロ軍も体制を立て直すのが苦しい。特に後 方の守りがなく、前線を突破されると、真空地帯になり、ウ軍の進 軍速度が早くて、撤退の準備もできずに対応ができないことをハル キウ州喪失で思い知らされた。 このため、後方の守備を固める兵力を確保する必要から、部分動員 を行ったようであるが、プーチンは演説予定日を1日遅らせた。それ も直前に延期した。 当初、ロ軍の文章は、総動員令になっていたが、それでは国民の反 発が大きいと、直前にプーチンがショイグ国防相に待ったをかけた ようである。 しかし、ロ軍参謀本部とブルガコフ次官は、ハルキウ州からプーチ ンの命令で主要部隊を南部ヘルソンとドネツク市周辺に回したこと で、手薄になり危ないと見ていた。その心配が的中した。 このため、プーチン指示の失敗を盾に、今回はブルガコフ次官など ロ軍幹部は、プーチンの命令を聴かずに、動員令を押し通した。し かし、部分動員を複数回行えば、総動員になるということで、部分 動員に譲歩したようである。 プーチンも強硬派から批判されて、兵員の不足を募集だけでは埋ま らないし、ワグナーの雇用兵を増やし、正規軍と共同部隊を組むと 給与差が明確化して、部隊の亀裂になることを現場の指揮官から、 指摘されていた。このため、正規軍の増員が必要であることは、了 解していた。 ということで、ロ軍徴兵事務所は、総動員ベースで進んでいる。 以後は、有料版を見てください。 0.米国と欧州の状況 1.日本の状況