6103.免疫機能無効化実験中のウィルスか



中国の新型肺炎は、とうとう中国人民解放軍も4つのタンパクを交
換した生物兵器であるという見解になり、解放軍防疫部隊が出動し
て、本格的な防疫体制を引き始めた。しかし、日本は、楽観的な見
通しを専門家が述べ、政府も動かないが、その理由がある。理由と
今後を検討しよう。     津田より

0.米国株価
NYダウは、史上最高値更新を続けて、2月6日29,408ドルまで上昇し
、4日続伸で1123ドル上げた。米国3指数ともに2月6日に過去最高値
になっている。しかし、雇用統計1月22.5万人増と良いことでFRBパ
ウエル議長が今年の利下げはないと言ったことで、2月7日277ドル下
げ29,102ドルになっている。新型肺炎には株価は反応せず、興味が
ないようだ。

景気が悪くなると予測されると、FRBが利下げをすると株価が上昇し
、景気が良いとFRBが利下げをしないため株価が下落するという、フ
ァンバメンタルズとは逆で、何か株価形成の論理がおかしくなって
いる。

中国経済の縮小で、製品の補給が止まるなどの懸念が株価に反映さ
れていないのが気になる。中央銀行バブルで、株価が景気後退時に
上がるという世界になっている。いつまで中央銀行バブルが続くの
かが問題ですね。

中国人民銀行は、18兆円もの資金供給をしたことと、株売り規制を
したことで、上海株価は2月4日2,685まで下がったが、2月7日2,875
まで戻している。中国の工場は、現時点で2月17日まで停止であり、
部品供給が止まって、韓国の自動車製造ラインが止まっている。
製品供給もなくなり、日本の100円ショップなどにも商品がなくなっ
ている。じわじわと影響が広がっている。

株価は高いが、原油は20%程度も下げている。銅なども下げている。
逆に金は最高値まで上昇している。ドル円は、109円後半でほとんど
動かない。

1.日本株価
日経平均株価は、2月3日22,775円まで下げたが、2月6日23,995円ま
で上げ終値は23,873円になった。しかし、2月7日23,827円になって
いる。中国の新型肺炎の影響が読めないからであるが、インバウン
ド消費がなくなり、自動車生産と販売に大きな影響があると見るが
、まだ、それを織り込んでいない。その影響ない時点でも景気は、
後退している。

昨年12月の景気動向指数(2015年=100)速報値は、景気
の現状を示す一致指数(CI)が前月比横ばいの94.7と悪化し
ている。景気後退局面に入った可能性があるが、それでも株価は高
い水準にある。

徐々に、中国からの製品や部品が輸入できずに、それの代替手段を
各メーカーが取ることになるが、当分、売り上げが落ちることにな
る。この織り込みが進むのかどうかでしょうね。しかし、2月6日の
高値はどうしたことなのでしょうかね。

2.新型肺炎ウィルスの素性
武漢には、中国人民解放軍の軍の生物・化学兵器防御専門家、陳薇
少将が湖北省武漢市に入り、市の新型肺炎ウイルスの防疫作戦に直
接指揮を執り始めた。中国メディアによると、陳氏が「最悪な状況
を覚悟する必要がある」と述べたという。

中国共産党の公式軍事ポータルサイト「西陸網」では、武漢の肺炎
を引き起こす新型肺炎ウイルスが人工的に合成されたものであり、
「武漢ウイルスの4つの主要蛋白質が交換され、中国人を正確に狙い
撃ちできる」という文章を発表した。

「『武漢新型コロナウイルスは4つの重要な蛋白質を取り替えた』こ
とである。その目的は第一に、SARSウイルスに偽装し、医療関係者
を欺くことで、治療の時間を遅らせることである」
「第二に、『人への感染力が強力』であるため急速に蔓延させ、伝
染させることができる。人間を絶滅させるこの生物技術はコウモリ
やアケビが生み出したのでしょうか」
「これほど正確な『4つの鍵となるタンパク質』の『交換』は、自然
界では1万年たっても不可能だ」
「これらの事実から導かれる結論は、武漢ウイルスは実験室が製造
と生産に関与していることだ」

勿論、このウィルスは米国が作ったものとしている。しかし、中国
の中央軍事委員会のウェブサイト「西陸網」で発表されるので、確
かである。このため、中国は、生物化学戦争であり、中国は勝利し
なければならないと宣言しているのだ。

この戦いに生物化学兵器防御の陳薇少将が出てくるのは、論理的に
整合性が取れている。中国は本格的に体制を強化したように感じる。

このため、武漢に軍病院2ケ所と隔離施設を3ケ所も作り、風邪地味
な出稼ぎ労働者と家族を、その施設に収容している。もう、ウィル
ス検査できる量ではなく、疑いあるものは、すべて隔離施設に入れ
ている。医療施設ではないので、治療はないようだ。しかし、3度
の食事にはありつける。

上海の日本人医師も、CTで肺に異常があれば、新型肺炎と診断する
ことと中国CDCから通達が来たという。1日3000人しか増えない理由
は検査できる人数であった可能性がある。それでは対応ができなく
なったので、簡易方法での検査にしたようだ。

2月2日の中国グローバルタイムズは、武漢の新型肺炎ウイルスが、
「コウモリが媒介するコロナウイルスと 96%一致した」ことを伝え
ている。

そして、武漢ウィルス研究所の周鵬博士の研究が、このウィルスの
特性とよく似ていることをしている。周鵬博士は、コウモリの免疫
機能の重要な部分であるSTING機能を無効化する研究をしていた。勿
論、コウモリを実験動物として使っている可能性が高い。

このためにエイズウィルスから免疫機能劣化させるタンパク質4つ
と、そのたんぱくを作るハサミの機能タンパク1つの5つのタンパ
クを合成する遺伝子をコウモリのウィルスの遺伝子群に組み入れた
ようである。

しかし、ウィスコンシン大学のインフルエンザ研究所時代に、河岡
教授も同じような研究をしていて、N1H1インフルエンザ変異株で、
免疫機能を回避するインフルエンザを作りコウモリで実験して、あ
る程度終わっているようである。

この研究は、世界のウィルス学者の間で、悪魔の研究と言われてい
たという。このウィルスが社会に出たら、人間がそのウィルスの拡
散を止めることができなくなると危惧したからである。その事態が
現在、起こっていることになる。

中国当局のデマかもしれないが、このウィルスを持つコウモリを中
国の武漢周辺に放ち、武漢でコウモリから人に移り、その後、人か
ら人に変異した可能性もあるという。また、この免疫回避の研究情
報を基に、周鵬博士が同じものを作った可能性もある。しかし、今
は、どちらのウィルスなのかは判断ができない。

その河岡義裕・東京大医科学研究所教授(ウイルス学)は「ウイル
スがすでに人から人へと感染しやすいよう変異していると考えられ
る」。さらに、「症状が軽い患者は動き回ることができるので、そ
れだけ他の人に広める機会は増えるだろう。感染を完全に防ぐのは
不可能だ」と話す。

このため、中国の専門家は、米国から生物化学兵器を投げ込まれて
その防疫をすることになったというのである。

このため、このウィルスの毒性は低いが、免疫機能を劣化させるこ
とができることになっている。

この証拠が、この病気から快復する期間が長い。免疫機能が劣化し
ているので、なかなかウィルスの排除ができない。

2月8日11時現在、患者数は34,842人であるが、2ケ月以上も経つのに
回復した数は2,063人と非常に少ない。平均17日以上の時間が必要に
なっている。武漢市では21日で死か回復になっているという。

このように、非常に長い時間が回復にかかるし、免疫力が落ちて、
体内にいる細菌が暴れだす可能性もある。このため、65歳以上の高
齢者の方は、もともとの免疫力が弱いので、体内細菌の制御ができ
なくなり、死に至る可能性もあるようだ。

そして、一度かかると免疫系ができるはずが、このウィルスは免疫
機能が働かないので免疫ができないと、中国CDCは表明している。

治療法として、抗HIV薬が効くのも、エイズのタンパク合成するハサ
ミの機能を阻害するので、増殖できないことで効くようである。タ
ミフルが効くのは、元がインフルエンザ・ウィルスであるからかも
しれない。

そして、違う病気を持つ人が重症化するのも、この免疫機能の阻害
によることが推測できる。

しかし、この新型肺炎ウィルスは毒性が強くないので、罹っても、
あまり死なない。武漢以外では死亡率は0.6%程度であり、インフル
エンザでの死亡率より低い。武漢の現状と日本での実態では大きな
死亡率の差があり、人から人へ移る段階で毒性を弱める変異が起き
ていると考えるしかない。

しかし、もう1つのウィルス、例えば、インフルエンザ・ウィルスが
、同時に流行すると、免疫機能を劣化させているので、インフルエ
ンザの繁茂を許し、その毒性が制御できずに死ぬことになる。

この新型肺炎ウィルスはすでに、日本で相当な感染数に増えている
ような気がする。しかし、まだ、多くの人は症状がない状態で、か
つ他人に移しているので全体が見えない。しかし、武漢のようにな
る危険性は依然としてある。もう1つの病気が出てきたら、その病
気の毒性で死ぬ可能性もある。

このため、これから天狗熱などの感染症が出る心配があり、十分、
注意が必要であるし、その時までに簡易検査装置が多くの病院で使
用可能にしてほしいものである。

ということで、武漢には、もう1つのウィルスが流行している可能
性もある。武漢だけ、死亡率が4%以上もあるのは、違う病気が同時
に流行しているためであろうと思う。

そして、トランプ大統領は、中国にやさしいのに、米国は断固とし
て、新型ウィルスを入れまいとするのは、今、インフルエンザが流
行していて、そこに新型肺炎ウィルスが流行すると、死者は、現在
の数十倍になるからである。米CDCのアドバイスで、トランプ大統領
が決断したのである。

3.日本の対策
この新型肺炎ウィルスの素性が分かり、生物化学兵器を作る1つ前
の免疫機能劣化を実験していたウィルスであることが、大体見えて
きた。このため、この新型肺炎ウィルスだけでは、免疫機能が強い
若者は死なない可能性が高いが、回復には時間がかかる。1ケ月程度
は自宅や隔離施設で療養するしかない。

しかし、違う病気がある人は、免疫機能が劣り、違う病気の毒性で
死ぬ可能性があり、重症化することになる。この人を優先的に見る
ことでしゅうね。

この新型肺炎ウィルスは、強い感染力があり、マスクをしない患者
と2mの距離で16秒対話しただけで移されたという。咳やくしゃみな
どの症状がある人は、他者に移さないためマスクが必要で、特に閉
空間では、絶対に必要である。

クルーズ船での感染拡大を見ると、閉空間での接触、特に会食は、
要注意で、会食時、無症状者でも唾でウィルスが飛ぶので移ること
になる。表面が滑らかな物に、このウィルスが付いた時には数時間
で無毒化するが、乾いたざらざらな物の上では数日も生きているよ
うである。このため、こまめな清掃が重要なようだ。

手でドアノブや手すりなどを触るときには、後で手をアルコール消
毒することである。

しかし、気になる情報としては、ツイッターで、日本の医師が感染
の危険性の高い人を保健所に送ったが、保健所は、その人を追い返
したという。この日本でも、武漢の初期と一緒の状況になっている。

これは、保健所で検査できるのは、日本全体で1日6000件しかなく、
検査自体ができないことのようだ。簡易的な検査が必要になってい
る。

日本の防疫体制は、非常に貧弱であるが、武漢と違い病状が軽いの
で、今の所、助かっている。

もし、感染者を見つけるなら、感染者が参加した会食の場所を特定
して、その時間に一緒にいた人を見つけるしかない。特に対面して
いた人たちである。濃厚接触者ですね。この人たちの検査を先に行
うことであるし、検査できる数がないなら、簡易検査装置ができる
までは、危険性がある人達を入国拒否することでしょうね。

しかし、病状が軽いので、感染者を見つけることを、中国のように
生物兵器戦争として見て体制を組むには、時期尚早であろう。まだ
、大事にしなくてよいレベルのようである。

この病気自体は、多くは重症化しないので、重症患者を優先して隔
離病院で見て、抗HIV薬で症状を軽くするなどしていくが、患者数
が増えたら、軽症者や無症状者は、自宅での隔離療養で、外出は基
本的にしないことにするしかないようだ。自宅でもマスクをして家
人に移さない事が必要であろう。

4月には、日本でも1万人レベルになっている可能性を否定できない
が、実態が明らかになるにつれ、持病のない若い方にとっては決し
て怖い感染症ではないことが分かったので、無用な心配はいらない
。もう1つ、元はインフルエンザ系ウィルスであるので、暖かくな
ると、流行が止まる可能性もある。

その流行時期の間、他の感染症の流行を防止しないといけないこと
にはなるが。

さあ、どうなりますか?



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