6079.米国の負け確定か?



月曜日有料版0章をお送りします。

米中通商交渉や香港問題の緩和などで、日経平均株価が大幅高にな
っている。しかし、本当に通商交渉は合意に向かうのか?今後を検
討しよう。          津田より

0.日米株価
NYダウは、利下げ期待で、7月16日27,398ドルと最高値を更新したが
、その後下落して、9月3日26,000ドルになって、中国と米国共に米
中協議を10月に始めるとしたことと、香港の容疑者引き渡し条例改
正案の撤回を正式表明したこと、英国でEU離脱延期法案を可決し、
かつ首相の解散提案を否決したことで、波乱要素がなくなったと、
9月6日26,797ドルまでになっている。

非製造業の景気は良く、製造業の景気は悪いが、その2つが相殺し
て非農業部門雇用者数が、前月比+13.0万人と雇用統計は、問題がな
かったことで、リスクオン相場になり、後700ドルで最高値になる処
まで戻ってきた。世界景気が下向きであるのに、米国株価はきわめ
て強い。

日経平均株価は、2018年10月2日24,448円になったが、以後低調で、
12月26日18,948円と暴落し、8月26日20,173円までになってしたが、
その後、9月5日米中通商交渉開始、香港と英国の問題解決方向で、
前日20,648円で21,085円と急伸して436円高になり、9月6日続伸113
円高の21,199円になった。200日平均移動線は、21,230円辺りであり
、あと少しで奪還することになる。戻り相場になっている。

大幅高の理由は、米中通商交渉開始や香港デモの混乱収束期待や英
国の合意なきEU離脱延期などの世界的な混乱が収まる方向を歓迎し
た市場の期待から株高になったことは確かであるが、一番大きな原
因は、現物・先物の売り越し残高が過去最高の6兆円になり、買戻し
するタイミングを計っていた可能性がある。

特にAI取引が大きいので、AIは報道の言葉に反応するので、それが
大きく買いに出て、その後、株価の上昇を見て、他のアルゴリズム
取引も追従した感じである。このため、大幅な株高になったようで
ある。海外投資家は売り越しのままであり、全体的には強くはない。

9月6日の米国雇用統計も雇用数は予想より低かったが、賃金UPは予
想より高く、問題なく通過した。しかし、臨時職の採用と週労働時
間という2つの重要指標は今年に入って減少している。景気後退の
予兆は出ている。しかし、問題がないことで、円は106円80銭当りと
円安に振れている。また、1998年と2019年の株価動向は相関があっ
たが、今週の株価大幅上昇で、1998年との相関は無くなった。

1.米中通商交渉

以後は、有料版を見てください。



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