2835.2007年の回想



毎年恒例の2007年の回想をしましょう。  T&Fより

T:Fさんの今年初めの予想を評価しましょう。まず、中国の上海
  や広州の民衆暴動と米国のイラン情勢は、予測どおりでしたね。
  ドルの水準が下がるも予想通り。円の下げ止まりも当たり。
  しかし、北朝鮮のミサイルが飛んでくるは外れましたね。参議
  院選挙も民主党が勝ちましたね。
F:北朝鮮ミサイルが飛ぶと予測したJJさんの予測に影響された
  ので、これは外れですね。しかし、北朝鮮が日本に不満を持っ
  ていることは確かですので、来年も心配した方がいい。参議院
  選挙は予想しなかったが、民主党が復活しましたね。小沢さん
  の執念ですね。

T:大連立に対して、Fさんは否定的でしたね。どうしてですか?
F:民主党の体質と参議院選挙の大勝で無理がある。大連立ができ
  る条件は、衆議院選挙で過半数が取れないときであるが、自民
  党が勝てる状況でないと選挙をしない。現時点では福田政権は
  2/3以上の議席を持ち、支持率も30%台になって衆議院選
  挙ができる状況ではない。2009年の任期まで衆議院選挙は
  できない。福田首相が訪米した時点で、ブッシュ大統領に日米
  安保破棄を言わせて、衆議院選挙をするべきであったと思う。
  今後、福田首相が国民に方向性を示せないと国民世論は益々、
  自民党から離れることになる。難しい局面になってきたように
  感じる。

T:小沢さんのインド洋給油反対にFさんは批判的でしたね。
F:反米だけではなく、反欧にもなることを知らなかったのではな
  いかと見る。日本は中国と友好関係は重要ですが、中国の覇権
  的な動きには、欧米と組んで意見を中国に言う必要がある。

  このため、反欧米は日本の国際外交戦略上、やってはいけない
  ことである。今時点、北朝鮮との問題がある間は、反米もなる
  べく止めるべきである。民主党が反米的になると国民の多くも
  反米になり、近い将来に拉致問題などの対北朝鮮問題の進展が
  絶望になる。

T:米国のサブプライム問題が起きました。この予測も当たりまし
  たね。
F:日本は85年からのバブルと99年からにバブル崩壊でサブプ
  ライム問題は経験済みであり、この予測ができない金融評論家
  が多過ぎた。この日本のバブル生成と崩壊を研究したグリーン
  スパンが良い意見を述べていましたね。しかし、おかしくなっ
  てからの対応は早いですね。しかし、資本不足という金融問題
  はアジアや中東の投資では片着かない。国家が資本を増強する
  ことになるはず。

T:イランやイラクなどの米国の動きはやはり、覇権衰退の一環と
  見るのですか??
F:そう見ていいと思う。今後はこの米国衰退が顕著化すると見る。
  欧州は米国の覇権を継ごうとするが、中国やロシアがそれを阻
  止するはず。これは明日に予測しましょう。


コラム目次に戻る
トップページに戻る