2805.米国内部の戦い



米国内部の戦い

金融崩壊真最中の米国は政治的にも激しい内戦を展開中。世界は
この戦いの行方に左右される。

僭越ながら最近のネット言論からの拾い読みを紹介する。
ネットはいまや情報戦の主戦場となっているが私に真偽を確かめる
力はもちろんない。

ご参考になれば幸いである。

軍事関係
#1 8月末にB52が「知らずに」核ミサイル6個を搭載し、米
国内部を移動し、そのうち一部が行方不明に。これと関連して6名
の将兵が「自殺」「事故死」で死亡している。
http://globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=7158

Missing Nukes: Treason of the Highest Order 「行方不明の核ミ
サイル:最高司令(官?)の反逆」

核ミサイルは、自動追跡装備がついていて、かつ最高司令官の許可
が必要。ともに「なぜか機能しなかった」そうである。

核を使った第2の911のための核奪取計画か、それともイラン渡
洋爆撃を企てたか、殺されたほうがどちら側か、一切不明。

#2 演習中の空母艦隊のど真ん中に中国攻撃用潜水艦が浮上。
The uninvited guest: Chinese sub pops up in middle of U.S. 
Navy exercise, leaving military chiefs red-faced

全艦をゴムで覆ってステルス化していたらしく、2隻の潜水艦を含
む米艦隊は探知できなかったようだ。

(原潜でないことが重要。多数の建設が可能なうえに最近のリチウ
ム電池の能力は短時間なら重量/推進力比でガソリンを上回りうるら
しいことは慶応の8輪電気自動車で証明済み。)
http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/worldnews.html?in_article_id=492804&in_page_id=1811

航空母艦を中心とする米国、NATOの「スターデストロイヤー艦
隊」は張子の虎になってしまっているようだ。

西欧にとって第2次大戦直前の「日本帝国連合艦隊出現」以来の異
常事態である。

#3 ロシアはイラン、中国にステルス巡航ミサイルを供与。

http://www.informationclearinghouse.info/article18687.htm

The SS-N-22 or ‘Sunburn” has a speed of Mach 2.5 or 1500 
miles an hour, uses stealth technology and has a range up 
to 130 miles. It contains a conventional warhead of 750 lbs 
that can destroy most ships. Of even greater concern is 
Russia’s SSN-X-26 or ‘Yakhonts’ cruise missile which has 
a range of 185 miles which makes all US Navy ships 
in the Persian Gulf vulnerable to attack. 
http://www.fas.org/man/dod-101/sys/missile/row/ss-n-26.htm .

極端だが、イラン沖の空母第5艦隊は真珠湾に浮かべたポンコツ戦
艦とおなじで、やられるためにおいてある、という説も。

"The Neoconservative Agenda to Sacrifice the Fifth Fleet、
The New Pearl Harbor"

「ネオコンの第5艦隊をいけにえにする作戦:新真珠湾謀略」

http://www.informationclearinghouse.info/article18687.htm

#4 核ミサイルによるプーチン暗殺未遂事件?

日本語の解説はここにある。イランのプーチンめがけて核ミサイル
が発射されたが直ちにパトリオットで打ち落としたと。

http://gabrico-ovalnext.cocolog-nifty.com/

ほんとかうそかプーチンは「私がやられたら、米軍基地を核ミサイ
ルで吹き飛ばせ」、といってイランへ出発したとのこと。

映画さながらですね。イランからはすでにロシア人核技術者は総員
退去しているという。

ここで使われた核ミサイルは米軍原潜搭載のもので、その後、その
原潜は帰還を命じられているらしいので何かはあったようだ。

空軍のみならず、海軍内部も割れているようだ。

またイラン爆撃のための誘導衛星が米軍自身の衛星に追突されて、
ペルーに墜落した、との記述も。もちろん真偽不明。


思想統制、言論統制関係
#1  米国議会小委員会、9・11解明運動をテロリズムに等し
いと見なすと宣言
http://www.asyura2.com/07/war98/msg/209.html
http://globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=7339

阿修羅から
引用開始>
シオニスト・シンクタンクRAND Corporationやサイモン・ヴィゼン
タール・センター出身者を含む「専門家」たちが、米国議会祖国安
全保障小委員会の「テロリズムとインターネット」と名付ける公聴
会で、米国議会を「9・11解明=テロ」とする方向に引きずり始
めたようだ。
引用終わり>

#2 超巨大「治安維持法」、米国下院を通過
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/715.html
http://www.roguegovernment.com/news.php?id=4682
"House Passes Thought Crime Prevention Bill"

#3 防諜責任者がアメリカ人はプライバシーの定義を変えてもら
わねばならないと述べた。
Intel Official: Say Goodbye to Privacy
WASHINGTON (AP) - A top intelligence official says it is time 
people in the United States changed their definition of privacy.
http://apnews.myway.com/article/20071111/D8SRJ1DO0.html

いまや米国は戦前の日本やナチズム、スターリン体制、北朝鮮体制
と区別がつかなくなってきた。
民主主義、アメリカの正義とはなんだったのか。西欧全体の正義の
構造、学問の正当性を自ら破壊しているように見えるのは私だけだ
ろうか?

大統領選挙

#1 ロンポール支援者の会社がFBIに急襲された。
当局は相当あせっているとみるべき。リバータリアン大弾圧の皮切
りかもしれない。
「ジャパンハンドラーズ」に詳細があります。
http://amesei.exblog.jp/

「共和党大統領選挙候補ロン・ポールの支持者に強制捜査。FRB
の発券する金の裏づけがない紙幣に対抗して、発行していた金と銀
の裏づけがあるという「リバティー・ダラー」の製造工場がFBI
に強制捜査された模様。ロン・ポールの支持者たちは、この事件
(弾圧事件?)をきっかけに、いよいよ運動をヒートアップさせる
雰囲気だが、同時に共和党のコアな支持者の間で支持を伸ばしてい
るロン・ポール自身へは無言の圧力になる。」

#2 ロンポール、 ネットを介した資金援助のあらし。
http://apnews.myway.com/article/20071115/D8SU2GF00.html

しかし米国は大統領選挙をコンピューター投票にしているので、本
番選挙は操作できる。
現行の機械はすでに以前から「ハック自由自在のおんぼろ」の指摘。

どうなりますか。行く末は法輪講弾圧タイプか、マッカシー旋風タ
イプか、大本教大弾圧タイプか。
米国民の本心はともかく現状では力は圧倒的に「イスラエルロビー
」がつよいようです。

軍事的に米国の優位が揺らいでいるために、情報統制は国内にとど
まる可能性が高い。しかし自ら開発したインターネットと統一OS
のおかげで情報は全世界がすけすけになっている(個人情報と通信
内容もすけすけだが)。

いまやネットのおかげで「マスコミ情報のサブプライム化」が起こ
っている。これはかつてない政治状況である。

金融、経済操作力、情報操作にもとづいた正義構築力、軍事力の圧
倒的優位が現在の世界権力の核心であるが3つとも融解し始めた。

この行方はわからないが、福田首相は日米会談のインタビューで(
意外と)堂々とした態度であった。むしろ米国大統領が気を遣って
いるように見えた。演出かどうか不明であるが、離れかけている主
要同盟国に、非常に気を使っているように見え、「急変する事態に
米国指導部が焦りを示している」、というのは希望的観測に過ぎる
であろうか?

いずれにせよ覇権国内部の激しい闘争で日本のみならず、世界の人
々の政治意識が激変中であるのは確かであろう。

団塊君
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(Fのコメント)
米国の戦略が今大きく変更されているように見える。

対中戦略も、空母「キティー・フォーク」艦隊の真ん中に中国の潜
水艦が浮上して、東シナ海に米空母が入れなくなったことだけは確
かになった。

台湾が独立宣言して、中国と戦争になっても米国は助けることがで
きない。李登輝が独立しようとしても、もう軍事的にはできない状
態になっている。

タラバニ(イラク)大統領は、イラク石油相を含む閣僚ら36名を
引き連れて北京を訪問したのは07年6月20日だった。中国は、
『反故』同然となったサダム時代の契約を箪笥から取りだし、改め
ての履行を迫った。イラク側は「テクニカルな問題が残るが、原則
賛成」と回答したという。(「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
 平成19年(2007年)11月16日(金曜日))

既に米国のイラク撤退を見越して、中国に石油利権を譲る方向に米
国はある。

このように米国は中国に世界覇権を移譲する可能性がある。このシ
ナリオはライスなど国務省が音頭を取っているのでしょうね。国防
長官のゲーツもライス派であるが、どうも国防総省にいるネオコン
の残党がチュイニーを立てて、ライス派に抵抗している。しかし、
次の大統領がクリントンになると、ライス以上に日本には厳しくな
るような感じがする。

米国の動向に注意が必要である。日本の民主党の行動は反米であり
、米国のライス国務省の日本切りを手助けしているように見える。
親米の日本を演出することが一番重要な時期に逆をすると、国益が
大きく毀損するように感じる。

北米に進出している日本自動車メーカがターゲットになる気がする
ので、もう少し経団連も騒ぐべきであると見るがどうでしょうかね?



コラム目次に戻る
トップページに戻る