なにがなんだかわからなくなってきた世界秩序 先日「自作自演の恐れ」について書いたが、ほんとに世界の動向が よくわからなくなってきた。 一番大きいのは米国の経済覇権と軍事覇権が「嘘」や「引っ掛け」 でなく大きく毀損し始めたことだ。 それに対して、たいした実力もないくせに目いっぱい背伸びをして いる中国とロシアという軍事突出型国家のツッパリである。 米国が強いときのツッパリは北朝鮮の強がりみたいなもので、ああ そ〜か、大変だね、でオシマイだが、米軍がほんとに衰退すると 突発事故の恐れがある。兎に角、事態が急速に展開しすぎる。 従来「危機」は往々にして報道機関の夏枯れネタで、芸能ゴシップ 切れになると「新関東大震災特集」をやっていたものだ。 その前は「米ソ核戦争の恐怖」だった。これは今では両陣営に心理 的な依存をさせるための宣伝行為およびウラン商売であったとわか っている。 米英の正義の独占のためのホロコースト宣伝と極東国際軍事裁判は 今も続いている。 (論理的には崩壊の瀬戸際かもしれないが、ここはこのままに、と 常任理事国連中は思っているようだ) 私も恥ずかしながらつい最近までこれらの「伝説」にころっとだま されていたほうである。 一応「受験秀才のはしくれ」だったので教科書や朝日新聞、NHKに どっぷり脳みそがつかってしびれていたわけ。 現在の伝説作話はマスコミがこぞって演出している「炭酸ガス温暖 化」の与太話であろうか。 (廃棄して1万年(?)封鎖しなければならない原子力発電所を 1000台(?)、食い物を燃やして炭酸ガス節約、なんて気が狂 っている。 穀物メジャーと原子力メジャーと石油メジャーの内紛じゃないの?) ***** しかしイラクの敗退はほんとに核戦争の危機がある。イスラエルが 滅亡の瀬戸際に立つためで、何をするかわからない。 米ーイスラエルがイランに侵攻すればロシアは本気になり、「連鎖 ー核分裂反応」の可能性がある。 米国の金融危機が中国経済をクラッシュさせれば、体制維持のため に中国は対外紛争を仕掛ける危険性がある。 (相手に日本は便利だ。気が弱い上に派手に右往左往してくれる。) とにかく今の中国経済は(ポールソンが日本の金を巻き上げて注入 したりして) 「筋肉増強剤を使いすぎたフットボール選手」みたいになっていて 、突然死の恐れがある。 そのうえ(自業自得とはいえ)誇張気味の中国製品バッシングをみ ると、このまえからロックフェラー内部の石油屋と中国屋が喧嘩し ているようだ。 「紙切れ信用証書」と「出来損ないのコンピューター取引」で信用 の過膨張の生み出すあぶく銭がBRICSに流入して生じていた世界好景 気に、大規模な信用収縮が起これば世界は混沌としかいえない状況 になりうる。 「人は困窮がきわまれば戦争で気晴らしをする可能性がある」、は 前回の世界恐慌の歴史的教訓である。 ******* 慎重派の田中宇氏のサイトもついに警鐘を連打しだした。http://tanakanews.com/ 金融の相当のプロと思われるグッチーさんも、「藤川(阪神の)を 使っちゃたんでどうするのかな〜」。http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/ 伝説の相場師らしい松藤さんは「わたしゃとっくに金鉱商売よ」 http://blog.ushinomiya.co.jp/economics/ そこで再び日本の戦略を再掲。 #1 食糧自給体制へ #2 エネルギー自給への技術開発 #3 軍の指揮権の回復 小沢さんも#1と#3を言っているようですね。政治家としては 石橋湛山(!)以来とか。 政治家て今まで何をやっていたのでしょうか。米国に「いやよいや よ」は言ってきたが「わたしはこうする」 とは言ってこなかったみたい。 少し根性のあるのはノーパンしゃぶしゃぶやら痴漢攻撃やら政治資 金やら、秘書給与でいじめられすぎて、それで残った人々はいまや 何を考えていいかもわからない脳死状態だ、というのは天木さんの 意見らしい。http://www.amakiblog.com/ そろそろ当たり前のことをしましょうぜ〜 団塊君