2713.参議院選挙に思う



参議院選挙に思う   
日時:  2007年07月21日 17:50:34

   
  参議院選挙近づいてきた。いつも乍、投票率が問題視される。
勿論、当然の事である。選挙こそ、民主主義の原則である。投票を
喚起するテッシュペーパーや花の種を各戸に配布したりしているが
将に愚行というしかない。投票を拒否するのは、一体、如何なる
理由があるのか。ここに着目すべきである。それは先ず、政治が見
えない事にある。

 共産党の“確かな野党”ーこのキャッチコピーを聞いて、共産党
でも入れようかと思っていた気持ちが一挙に失せてしまった。自民
、社会の馴れ合い政治は、目に余っていたが、政治家は、多かれ少
なかれ、馴れ合っている。出来レースを走っている。共産党だけは
例外ではない。「共産党は、刺身のつまにもならない」と昔、聞い
た事があったが、今は、実感している。

 公明党の“責任ある与党”ーどうして、こんな図々しいことが言
えるのだろう。国民を馬鹿にするのもいい加減にしろ!と言いたい。
内外政治に日本は、行き詰っているのではないか。 内憂外患、相
当混乱していると思う。アメリカと仲良くしょうとしているが、
もう、目にも掛けられなくなっているのではないか。そのアメリカ
は、世界中から、目も掛けられなくなるといわれている。
 1000兆円の国債地方債は誰に責任があるのか。1000兆円
というが、特別会計の財政投融資は、如何なっているのか。談合は
、如何なっているのだ!

 散々今まで談合をさせてきて、談合防止法を作って自分は善人振
るのか。社会保険庁のグリーンピアの建設。これも勿論、談合だろ
う。厚生年金加入者と係わりのない建設事業をして、加入者の掛け
金を湯水の如く使い、執拗に掛け金を積むよう責め立て、受給にな
ると申請しないと受給不能と。25年以上積み立てないと受給は不
能と。この事業に携っているのは、共済年金の加入者である。他山
の石である。労使にわたり、し放題である。多少の法改正をして、
糊塗しょうとするのか。過去に責任を感じないのだろうか。

 談合だが、当地の中学校の屋内運動場を100%の予定価格
3億6千2百万円で落札。その後、端数を伴わない六百万円という
増額の請負契約変更をしている。勿論証拠は、予定価格調書、入札
結果一覧表、工事請負契約書、工事請負変更契約書と証拠を耳を揃
えて、検察に告発している。検察は、嫌疑不十分で不起訴処分。検
察審査会も不起訴相当と。この事実を、全ての公党に伝えている。
 介護事業が始まって以来、社会福祉協議会の裏金作りを告発して
いる。この事実も全ての公党に伝えている。

 いくら法律を整備をしても、運用する意思がなければ、如何にも
ならないし、政治資金規正法にしても、立法する政治家に都合の良
い法律しか作らない。企業の不祥事も政官業の癒着に起因している
と感じる。言い募れば切がない。この辺にしておく。

 自民党だが、小泉元総理は、“自民党をぶっ壊す”安倍総理は、
”戦後体制の脱却”と。そこには、自身の党としての自信あるいは
誇りを持てない心理が働いていると思われる。腐敗した政治を背負
ってきた如何にもならないものを感じる。現安倍総理、赤城農水相
は、戦後政治の岸信介元総理、赤城宗徳元農林水産大臣の孫である
ことも感慨深い。
 赤城農水相の実家が盛んにテレビで映し出されていたが、豪邸で
ある。政治家は、大方がこれ並かそれ以上だろう。そこにもってき
て、豪華な議員宿舎、これで弱者の気持ち等解かる訳がない。この
ような人に同情もされたくない。もう、政治家等要らないと言いた
いくらいだ。
 
民主党、将に戦後体制其の儘が存在しているといった所でしょうか。

國井 明子 

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