皆様、 −1− 前回は、80歳の現役コンサルタント黒須靖之さんによる、「一仏教 徒の戦争体験」談でした。 英霊たちは、また上官に殴られるのかと思うと、誰も靖国に祀ら れたいとは思っていないという言葉は、衝撃でした。 −2− 僕が、人類が洞窟で裸化した可能性についてお話いたします。 今回の南アフリカ旅行は、単にその可能性のある洞窟をみてきただ けですが、それをもとに全体のストーリーを整理しているところで す。 島泰三さんの「はだかの起原」の結論部分だけ修正を行うと、 すべて説明がつくように感じています。 裸化のみならず、言語、階級制度、セックス(対面性交)など、 現生人類を特徴づける多くのものが、今から10万年±3dB (つまり5−20万年前)に洞窟の中で生まれた。 そして洞窟を出たときに、裸化した人類が、屋外の自然環境の 中でも快適に住めるように自然を改変することが始まった。 これが文明である。 そう考えると、地球人類史・文明史が、今日の地球環境問題に たどりつく必然が感じられるのではないかと思います。 この洞窟進化説にたどり着いた背景には、昨年秋に、2002年の ヨハネスブルグ・サミット参加の記録(A4 40枚)をまとめた ことが大きく影響しています。 得丸公明 以上 ============================== 縄文図書館 From: 浅山 地下鉄虎ノ門駅近くの大通りより一筋裏の小さいビルの中に、個人所有の表題の 図書館がありました、今夜は縄文文化を論じる読書会では無かったのですが、講 師の方は昭和2年生まれ、今も元気なコンサルタント業を柱に、仏教徒として、 満州時代から2等兵の体験から、反戦思想家としての講演、著作活動、はたまた 詩人。 そのエネルギーに、頭が下がります。 年を取っても、頑迷に成らないコツは、やはり多様な現場に触れていくことでは ないかと学んだ夜でした。3歳から手にされた「法華経」をその夜も手にしてお られたことにも感動でした。 先の大戦の庶民の立場からの戦争体験は市井に出ている公式書籍では伝わってい ない、本当に味のある、これからも大きな意味のあることを教えられました。 早々に憲法改定に軍国化へ歩を進めようとしている、与党の歩みが進み、その 内、庶民の感じた戦時の社会が伝えられないまま、官製の都合よいことばかりが メディアに載せられる時代が来る前に、若い人へ伝えておいて欲しい、直接、古 老の話が聞ける場が欲しいものです。 得丸様へ