2656.次世代エネルギーについて



ブラウンガス(HHO)の内燃機関利用や水の電気分解(プラズマ電
気分解)、低温核融合/分裂などの新エネルギーについてご存知の
ことがあればお教えください。どうも物性物理学が新世代へ向けて
胎動を始めているように見えます。トンデモ扱いされていますが
最低でもプラズマ電気分解で核分裂/変換はわずかながら起きるよう
だし、ブラウンガスで溶接機が実用化されているようです。

エネルギー新技術は世界戦略を変えるのでサギ話も多いようですが
なんとなくきな臭くて煙が上がっているように感じます。

団塊君
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(Fのコメント)
このコラムでも何回か、この問題を取り上げているが、現代の常識
と違うために、あまり良い反応がないので、中止している。

私の近くに発明家がいて、彼曰く、磁気回路には何かまだ人間に知
られていない原理があると。それを経験的に知っているので、本当
に面白い現象を簡単なトタンス回路で実現していた。

たとえば、直交流の変換が2%程度の損失でできる回路などだ。今
の直交流変換回路は30%程度の損失があり、2回繰り返すと50
%程度に落ちるために、家庭の太陽電池から電池に電気を貯めるこ
とができないのだ。このレベルの装置でさえ、ほとんどの人は認め
ないと、発明家は嘆いている。全然買ってくれない。

この装置の原理は、統一場の理論であると見ていた。それを非線形
電磁気回路(スピン磁気量子波動エネルギー)として、エバンスが
論理を構築している。この詳細は、私の技術力では解明できないが
、日本にもその論理で回路を構築している人がいることを知り、
このコラムで紹介した。

しかし、エネルギー保存の法則という現在の常識の前で、受け入れ
ることを拒んでいる科学者が多いことを知った。ブラウンガスは再
現性があり、それを否定できないために、このガス溶接は多くの人
が認めている。エネルギー保存の法則を逸脱しないように記述して
あり、受け入れられたようである。

この次にある統一場の理論であるエバンス理論を認めるかどうかが
次の課題になるのでしょうね。非線形電磁気理論(スピン磁気量子
波動エネルギー)と認めるかどうかだと思います。もし認めるとエ
ネルギー問題は解決してしまう。分子間の運動エネルギーを取り出
すだけであり、この取り出し方も、簡単なトランス回路でできるの
でそう難しくないと、私の近くにいる発明家は言う。

2053.水を燃やすということ??
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k7/170717.htm
1578.エネルギー問題のジレンマ
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k6/160328.htm
2093.正しい科学の運命と正しい科学の方向
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k7/170826.htm

自動車や飛行機などの現代の内燃機関への究極の【脱石油】提案
http://oriharu.net/jOil_Solution.htm
関連HP:
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3684/
http://www.h6.dion.ne.jp/~rikagaku/
http://www.aias.us/
http://www.compukol.com/mendel/
http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/paper/meta/meta.htm

Myron W. Evans 
http://en.wikipedia.org/wiki/Myron_Evans
==============================
ブラウンガスを活用した最新溶融技術の開発状況
(株)光と風の研究所 所長  堀内 道夫
http://www.recycle-solution.jp/shinki/dai3/05.html

 今日は、あまり聞き慣れない名前で、ブラウンガスによるガス化
溶融炉のお話をしたいと思うのですが、以前ここでお話をしたとき
には再生可能エネルギーの話、太陽光とか風力などの話をさせてい
ただいたと思います。前回の一番最後に、これから21世紀の少し
怪しげな技術だけれども面白い技術という話をちょっとした覚えが
あるのです。ご記憶の方もいるかもしれませんが。実は、その怪し
げな話が今日のテーマになります。知っている方は、ブラウンガス
と聞くと、ああ、例のまゆつばの技術かという話にもなるのですが
、実際に岐阜・羽島市で10t炉のガス化溶融炉の実証試験がこの5
月から始まりました。3カ月間実証試験をして、それで今後少し手
直しをして実際の生産に入ると予定になっています。ですから非常
にホットな話題で、一度、日刊工業新聞とあと何社かの新聞に取り
上げられたのですけれども、今日はその話をしてみたいと思います。

 まずブラウンガスというのは、ブラウン運動のブラウン先生では
なく実はブルガリア生まれのユール・ブラウンさんという先生が発
見したものです。発見といいますか、簡単に言えば水の電気分解で
す。ふつう水の電気分解ですと水素と酸素を別々に分離して取り出
しますけれども、彼の場合にはこれを混合気体として取り出す。
そしてこの場合に分子状の水素と酸素を混合したものでなく、い
き
なり発生させたときの、つまり原子状の化学用語でいう発生期の水
素、酸素ガスの状態でこれが出てくるのです。私も化学の出身です
から発生期というのは大昔習ったのですけれども、非常に不安定な
状態で、ものすごく短時間に原子状のものが分子になってしまう。
そういうことしか教わっていなかったわけですが、どうもこのブラ
ウンガスの場合には、だいぶその常識とはかけ離れたような挙動が
いろいろ見られるのです。

 ブラウンガスというのは学術名というふうに我々は言っておりま
すが、学術名はブラウンガス。それを勝手にというか、皆さんが水
酸素ガスとか、水素酸素ガスとか、あるいはZETガス。今日は
ZETガスの話に触れるわけですが、同じ言葉ですけれども、ゼロ
エミッション・テクノロジー・ガスの略だそうです。あるいはCP
ガスというのはクリーンパワーガスとか、アクアガスとか、会社に
よって自分の名前を勝手につけているというわけです。アクアガス
というのは、アイエスプランという大阪の尼崎の会社が鉄を30cmぐ
らいの厚さまで切れるような溶断機、切断機を作っていたのですが
、不幸なことに不渡りを出して、ついこの間、住友金属の子会社に
引き取られて、そこでもっと大きな容量のものを作るそうです。

これも一種のブラウンガスの応用です。あるいは、この間、幕張の
展示会で台湾製のエポック水酸素炎などもあり、3cmぐらいの鉄を
実際に分速50cmぐらいのスピードで簡単に切れる実験をやっていて
、来た人たちはみんなびっくりしていました。そのようなことが最
近のちょっと話題になっています。

 ブラウンガス自体は非常に単純なものですから、水を電気分解し
て水素と酸素の混合気体を取る。今までみたいに分離しないで。
そうするとどんな特性が現れるかといいますと、まず、非常にクリ
ーンである。水素と酸素以外は入っていませんので。何か入ってい
るのではないかというので、持ち帰って分析させろといってトヨタ
自動車関係の人が来たそうですが、結局何も入っていなかったと言
っていましたけれども、ともかく水素と酸素しか出てきません。
もちろん、水が不純物を混入していればそれが少し析出するという
ことはあるかもしれませんが、ピュアな水であれば水素と酸素だけ
です。

 それでは水素と酸素が混合しているからものすごく不安定で、振
動とかショックですぐ大爆発でもするのではないかと思うのですが
、これは皆さんご存じのように爆発限界というのがあります。
63、64%ぐらいになると爆発する可能性はありますが、これは
ちょうど水素と酸素が2対1ですから、約67%ということで、爆
発限界から若干離れているわけです。化学の特性というのは非常に
うまくできているもので、若干でも、これは全く爆発しない。

 では、爆発しないで火をつけたらどうなるかというと、これは爆
縮するのです。凝爆ともいいますが、爆縮とか凝爆。英語で言った
方が分かりやすいのは、爆発はエクスプロージョンですが、凝爆は
インプロージョンです。うちに爆発するというか、爆縮です。その
ために、例えば着火しますとバッと燃えて周りが真空になるわけで
す。つまり空気の容量から液体の容量に、水になってしまうわけで
すから、液相に移るわけですから、その空間がなくなるので、これ
は真空になる。ですからバーナーの炎を手に近づけて、このぐらい
の炎が出ているとしますと1cmぐらい近づけてずっと手を置いてお
いても、全く熱く感じない。火傷もしない。そういう非常に集中し
た、エネルギーを外に無駄に流さないと言った方が……(素人的に
はいえば、)そのような特性があります。

 さらに面白いのは、炎の温度だけは280℃と非常に低いのです。
ところが、これを鉄に当てますと、鉄板1mmでも2mmでも簡単に孔
がスポッとあきます。ちょっとサンプルを持ってきました。これは
日銀さんには悪いけれども百円玉をブラウンガスで、小さな普通の
アセチレンバーナーと同じものを使ってあけたのです。そうすると
、これは4〜5秒で孔がスポッとあいてしまう。ふつうアセチレン
を当てますと、このニッケルの百円玉は真っ赤になって溶けること
はしないのですが、これがブラウンガスですと5〜6秒でスポッと
孔があいてしまう。

 それから、タングステンの棒を用意します。タングステンという
のは融点が3480℃ですから、鉄よりもタンタルよりも高いわけです
。そこにブラウンガスを当てますと、例えば1cmぐらいの太さの棒
がすぐ真っ赤になります。15秒ぐらいで真っ赤になって、タラッと
溶け出します。溶けるだけではなくて、激しく燃えるというか、昇
華します。ですから少なくとも3400℃の熱がそのブラウンガスが出
ているわけで、それが蒸発しますから、5000〜6000℃以上の温度に
なっているのでしょう。つまり、相手の物質次第で温度が自由に上
がる。こういう不思議な炎というか、特性を持っているのです。



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