2612.東証大引け・大幅に続落



13日東京と米国市場から株安が始まった。欧米ファンドの円キャ
リー取引の巻き返しが厳しくなっているようだ。   Fより

しかし、円キャリー取引は20兆円と欧米金融機関が推定している。
これは、日本の渡辺財務官が言った10兆円から20兆円と同じで
、ベンジャミンさんの700兆円は日本全体の投資額がです。
6000兆円にのぼる世界の株式時価総額と比べ、700兆円は十
分に大きいが、20兆円は非常に小さい。円キャリー取引は20兆
円ですから小さい。

しかし、米国の株式市場やエスニック市場の株価が高いために調整
局面で欧米ファンドが円を返すために円の大量買いをしている可能
性が高い。1ドル=116円。これを止められるのは、日本の小金
持ち達しかいない。

欧米ファンドと日本の小金持ち達の力比べになっている。日本の株
も欧米ファンドは売って円を返却している。売った株を日本の個人
投資家が買っている。ここにも小金持ち達が参戦し始めている。
面白いことになってきたように感じる。

負けると円高になり株式市場は下落するし、勝つと円安のままで株
式市場は活況のままになる。
さあ、どうなりますか??
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東証大引け・大幅に続落――世界同時株安の懸念再燃、2部も続落
(nikkei)
 14日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落。大引けは前日
比501円95銭(2.92%)安の1万6676円89銭で5日に付けた今年の安
値(1万6642円25銭)に急接近した。下げ幅の大きさは今年3番目。
13日の米株式相場の急落をきっかけに世界同時株安への懸念が再燃
し、幅広い銘柄にリスク回避目的の売りが出た。外国為替市場で円
相場が1ドル=116円前後に上昇したため、輸出企業の先行きの業績
に不透明感が広がったほか、超低金利の円を借りて資産運用してい
る海外投資家のリスク許容度低下への警戒感を誘った。東証株価指
数(TOPIX)も大幅に続落した。

 13日の米株式市場では、住宅ローンの貸し倒れ懸念や2月の小売
売上高が市場予想を下回ったことをきっかけに、ダウ工業株30種平
均が今年2番目の下げを記録し、日本でも朝方から輸出関連株中心
に売りが優勢となった。アジア各国・地域の株式相場が全面安とな
ったことも、投資心理を冷やした。下値には個人投資家からとみら
れる買いが入ったものの、14日の米株の動きを見極めたいとのムー
ドは強く、戻りの鈍さを嫌気した売りで後場の日経平均は5日に付
けた今年安値を下回る場面があった。
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円借り取引「20兆円規模」・欧米金融機関が試算
(nikkei)
 【ニューヨーク=山下茂行】世界的な株安など金融市場のかく乱
要因として注目されている「円借り(円キャリー)取引」の総額が
20兆円程度にのぼる可能性があることがわかった。欧米系の複数の
金融機関が推定値をまとめた。これだけの資金が一斉に動けば短期
的には市場の変動要因となる。ただ、6000兆円にのぼる世界の株式
時価総額と比べれば、中長期的な影響は限定的との見方も一部に出
ている。

 円借り取引は低金利の円で資金を調達し、より高い利回りが期待
できる外国の通貨や株式、債券などに投資して利ザヤを稼ぐ。海外
のヘッジファンドなどが積極的に活用し、欧米や新興国の金融市場
に多額の資金を供給してきたとされる。(07:00)
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アジア株下落、「円借り取引」巻き戻しに警戒感
(nikkei)
 【香港=吉田渉】14日のアジア株式相場は全面安。香港のハンセ
ン指数は前日比2.5%前後の下落で推移。シンガポール、マレーシア
市場で下げ幅が一時3%を超えるなど、東南アジア株も売りが優勢。
上海総合指数も一時3.2%値下がりした。韓国、台湾市場も安い。
前日の米株式市場の下落を嫌気したほか、外国為替市場で円相場が
上昇したことで「円借り(円キャリー)取引」の巻き戻しに対する
警戒感も強い。(16:02)

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