2600.医食同源(1)



医食同源とは医療と食事は体を良くするということでは同じもので
あるという考え方である。この医食同源を考えよう。Fより

医食同源は、中国漢方の考え方から出てきたが、これの現代的な説
明ができていない。西洋医学ではビタミンの解明までは出来たが、
それより少ないからだの構成要素であるミネラルについては解明さ
れていない。もう1つが抗体反応や全体的な体調の考えが無い。
ここの部分で漢方は重要な気がする。経験から出てきた効能を整理
したものである。

東洋医学では、食事にはからだで熱を出す物と、からだを冷やす物
がある。このバランスが重要であるということが基本であるとする
が、この西洋医学と東洋医学のいい所を押さえた食を考えることで
しょうね。この医食同源を西洋と東洋で考えてみたいですね。
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ある会で、野島先生にお会いした。その時のお話。先生は現代病の
原因はミネラル不足であるという。

昭和三十年代に高度経済成長政策が始まるまでは、豊富な井戸水を
直接のみ、生野菜をそのまま平気で食べたが、現在、農薬の使用に
よって土壌が汚染されたところで育ったミネラルが壊された生野菜
やその農薬を含んだ水道水を飲んでいる。

また、土を使わない農業技術によって、さまざまな野菜が作られて
、この野菜にはちゃんと本来のミネラルが含まれていない。

自然のままの土壌や水中には、人体の生理作用に必要なカルシウム
、鉄、亜鉛、コバルト、マンガンなどの多くの種類の微量ミネラル
が含まれるが、その自然からどんどん人間は離れていっている。

今、ミネラルを含んでいない野菜や果物をいくら食べても、身体の
ためにならないばかりか、残留農薬によって病気にされてしまう危
険性さえある。

美味しい野菜には、うま味の要素のバロメータであるグルタミン酸
、イノシン酸などのアミノ酸の量が関係しているが、これらのアミ
ノ酸の代謝にはミネラルが必要である。
 日本の近代農法によって、野菜に含まれるミネラルは極端に少な
くなって、つまり、アミノ酸を代謝できないうま味の失われた野菜
になってしまっているのだ。

ミネラルの人体内での働きとして
カルシウム−−−骨や歯、筋肉の形成
リン   −−−骨や歯を丈夫にし、筋を収縮させる
マグネシウムーーエネルギー代謝や核酸の合成、酵素の働きを助け
        る
ナトリウムーーー血液と体液のバランス調整、神経細胞のコントロ
        ール
鉄   −−−−赤血球のヘモグロビンを作る
マンガンーーーー骨や肝臓の酵素を活性化し、骨の生成を促進
亜鉛  −−−−タンパク質の合成やコラーゲンの形成
セレン −−−−ビタミンEの機能を助け、老化を防止
銅   −−−−筋肉や神経、免疫系を機能させる

さらに、ゲルマニウム、チタン、モリブデン、白金、バナジウムな
ど人体の中に微量にしか含まれないミネラルにも代謝が正常になる
ことで結果的に抗ガン作用があるのではないかと考えている。
というお話であった。

このように現代人はミネラル不足が原因で、ガンを発症している場
合がある。このため、ガンの治すためにミネラルを与えると直る場
合があるという。また、現代の農業の方法を改良して、肥料に少し
重要なミネラルを足すだけで、花粉症、アトピーなどの現代病は治
るという。

野島先生のお話を聞いていて、ミネラル不足以外の原因で病気にな
った場合もあるので、その場合は効かないこともあると思って聞い
ていたが、直らないということで野島先生をやぶ医者という人たち
も居る。

一方、自分の子供を野島先生に治してもらった親達は、「現代病を
考える会」というNPOを起こし、応援しているようである。

野島クリニック:
http://www.super-mineral.com/index.html
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玄米食でなぜミネラル不足になるか??
http://www.global-clean.com/html/akude-minerarubusoku_01.html

玄米には胚芽の部分にミネラルがたくさん含んでいるのに何故ミネ
ラル不足になるのか?という質問をよく受けます。それは玄米の胚
芽や表皮にフィチン酸という強力な排泄作用を持つ物質が多くあり
、毒素を出して病気を治していく作用がありますが同時にミネラル
も出していくのです。体内毒素とミネラルは別々の所に存在してい
るのではなく、毒素とミネラルはいっしょに存在しているのです。
玄米食で体内毒素を出す時にミネラルも出ていくのです。毒素が出
ていけば病気の症状は消えていき、玄米を食べたから病気が治った
と確信し、これからもずっと続けていこうと思う人が多いのです。

玄米を長く続けて体がおかしくなった人や短命になった人をたくさ
ん見てきました。フィチン酸の排出作用は強力なものです。だから
病気の症状が消え、ガンさえ治るのです。玄米にミネラルが多いか
ら病気が治るのではないのです。玄米のアクが毒素を引っ張って出
すのです。本来、玄米の胚芽の部分は次の新しい生命の芽を出すた
めの栄養として存在しているのです。胚芽がないと芽が出ません。
小鳥などに種籾を食べ過ぎられないように強いアクを持っているの
です。小鳥達は決して食べ過ぎません。アクの強さ、分量を本能的
によく知っているからです。雀がたくさん飛んできても稲を食べ尽
くすことはありません。雀は害虫も食べてくれ、分を心得て共存し
ているのです。雀は籾を何粒かしか食べないのに人間はアクの強い
玄米を茶碗一杯も食べるのです。玄米に含まれるフィチン酸は殆ど
消化されず、体内の毒素とミネラルをたくさん引っ張り出していき
ます。病気の時には短期間で効果がでますが、せいぜい数ヶ月から
半年くらいで止めるのが理想です。

玄米でも発芽玄米にするとフィチン酸が発芽部分にはなくなります
から、少しにいいということは言えます。
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にがりは内臓を硬め、機能低下させる
http://www.global-clean.com/html/nigari_sayo/index1.html
にがりは豆腐の蛋白質を固めます。自然塩は人の内臓(蛋白質)を
硬化させます( 肝臓・腎臓・すい臓・心臓など)。とり続けると機
能低下の原因になります。 
鳥肉を「精製塩」と「自然塩」にそれぞれ2ヶ月間、浸けてみまし
た。 
■ 精製塩につけた鳥肉 ・ ほとんど硬くならない 
■ 自然塩につけた鳥肉 ・ 相当、硬くなる 
※にがりは、砥石の凝固剤にも使われます。テニスコートを固める
凝固剤として、自然塩を使うこともあるそうです。 自然塩を食べ
ている人の内臓も、徐々に硬く、短命になるというたくさんの事実
があります。 

味噌、醤油で殆どの塩分を摂る日本人は、皆、自然塩のにがりの害
を受けていることになります。故に腎臓病患者が増え続けている。
又、にがりは腎臓を硬化させるだけでなく肝臓、心臓、すい臓、肺
、筋肉、血管、血液細胞、神経、子宮、卵巣、前立腺、骨髄等、体
のすみずみまで硬化させていきます。これ等が原因で高血圧や冷え
症、難聴、目の病気、自律神経失調症など原因不明の多くの病気の
根本原因にもなっています。最近の自然塩ブームがそれに更に拍車
をかけています。 

スーパー等で売られている味噌、醤油は全て自然塩(原塩)です。 
一般には市販されておらずメーカーや大量使用の業務用の塩として
卸販売されている塩です。全ての味噌、醤油メーカーがこのにがり
の多過ぎる原塩を使う理由は1Kg、30円以下と安価にがりです。
このため、醤油や味噌はあまり取るのはよくないのです。

精製塩はにがりの多い自然塩より20年以上も長寿になる良い塩なの
で、その塩を使った食事を取ることを進めるのです。現代人が長生
きになった理由は、玄米を食べず、自然塩・醤油・味噌から精製塩
になって、かつ洋食で梅干や沢庵などにがりが効いた食べ物を取ら
なくなったことによります。
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紅茶の心臓病予防効果、ミルクで帳消しと 独研究   
 2007.01.19
Web posted at:  17:26  JST
- REUTERS

ロンドン(ロイター) 紅茶の成分には心臓病などの循環器疾患を防ぐ作用があるとする
一方で、ミルクを加えて飲むと、この効果が阻害されるとの研究結果を、ドイツの専門医
らが発表した。 

ベルリン大学付属病院のフェレナ・シュタングル博士らが、欧州の心臓病研究専門誌に報
告した。チームでは、健康な女性16人に協力を依頼。お湯かミルク入りの紅茶、または
ミルクなしの紅茶を飲んでもらい、超音波画像で腕の動脈の状態を観察した。 

飲む前と2時間後のデータを比較したところ、ミルクなしの紅茶を飲んだ後は、お湯を飲
んだ場合に比べて血管の弾力性が増し、血液の流れが改善することがはっきりと分かった。
一方、ミルク入りの紅茶ではこうした変化が全くみられなかったという。 

チームではまた、ラットを使った実験も実施。ミルクなしの紅茶を与えると、体内で血管
の拡張を促す一酸化窒素(NO)が増えることが確認される一方、ミルク入りでは変化が
ないことが明らかになった。 

チームによると、紅茶で血行が良くなるのは、カテキンという抗酸化物質の作用。しかし、
ミルクに含まれるカゼインというたんぱく質がカテキンと結び付き、この作用を抑えてし
まうとみられる。 

シュタングル博士らによれば、英国には紅茶を飲む習慣があるが、心臓病や脳卒中の発生
率が特に低いわけではない。「これは、英国人が伝統的にミルクティーを好むためではな
いか」と、同博士は推測する。 

紅茶にはさらに、がんを予防する効果があるとの報告もある。シュタングル博士は「ミル
クが紅茶の成分の働きを変化させるなら、がん予防作用も影響を受ける可能性がある」と
指摘。今後の研究で詳しく検証する構えを示している。
 
 


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