5827.日本社会の破綻を防ぐ方法



日本の破綻とは、2019年バーゼル3により、ハイパーインフレ
か国債の長期金利上昇、国家予算が組めなくなる危機など財政破綻
になることであり、その可能性が高い。

特に消費税10%での税収増が2兆円程度しか増えないので、2020
年プライマリー・バランスを取るには、30兆円以上の予算を減ら
す必要がある。または消費税の再増税を行うことである。

再増税ができないなら、社会保障費を劇的に減らすしかない。定年
は65歳ではなく75歳にして、年金を減らすことと、高齢者の医
療費を減らすことである。高齢者医療控除も95歳以上にするなど、
年齢を上げていくことにするか、なくすしかない。

そして、95歳以上の医療では、ガンの撲滅や延命治療をしないこ
とである。医療費が掛かるだけで余命をそれほど伸ばさない。

劇的な人口減少で、日本全体が貧乏になることを意味していて、定
年を延長して従属人口を減らすことが必要になっている。支える人
を増やすには、定年延長しかない。ぐずぐずしているので仏教徒の
移民も豊かな日本には来るが、徐々に日本が魅力的ではなくなり、
来なくなる。よって、人口減少を止める方法がなくなる。

日本社会全体が貧しくなるということは、一部の人だけが豊かな生
活をする格差拡大になるか、皆が等しく貧しくなるかの選択が必要
になる。

現在、会社員の4割が非正規社員となると、格差が是正は無理で、
格差が開いていくことになる。しかし、格差が開くと不満が社会に
溜まり、日本も欧米諸国と同じようにポピュリズムがはびこり、安
定的な社会から犯罪の多い、不安定な社会になる危険性がある。

不安定な社会にしたくないなら、皆が等しく貧しくなるしかない。
よって、非正規社員と正規社員を同一労働同一賃金化して、正規社
員の給与を減らして、非正規社員の給与を増やすしかないようであ
る。正規社員の良さは身分が保証されていることだけにする。

日本民族が単一民族である利点であり、富裕層としては納得がいか
ないかもしれないが、日本社会は皆が等しく貧しくなることを目指
す社会構造である。江戸時代にこの構造ができ、安定した社会にな
ったので、この安定を壊すことはできない。

日本全体が等しく、貧しくなれば、昔のような地域社会での助け合
いの社会になる。結や結社や講などで人々が結びつくことになる。

江戸時代の社会構造に戻ることになる。それしか、貧乏であるが、
笑顔を絶やさない幸せな日本を作れないような気がする。

江戸時代の社会構造をもう1度、今の社会に再現することである。
それが幸せの原型であるようなだ。



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