5812.日経平均の6連騰



株価の上昇が止まらない。米国のS&P500種株価指数は19000
ドル台入りしたした後も上昇が止まらないし、円安になり1ドル=
113円台になって、日経平均株価も6連騰して、1万8300円
台である。

トランプ大統領は銀行の規制緩和をすると見られて、米銀行株が上
昇しているが、その連想で日本の銀行株も上昇している。しかし、
日本銀行は、マイナス金利を止めるわけでもなく、規制緩和をする
はずもなく、なぜ銀行株が値上がりするかというと、米国銀行株が
上昇したことで、日本の銀行株も上昇しているだけである。

円安により、輸出関連株が上昇している。円安で輸出や為替差益に
なるので、こちらはわかる。

しかし、トランプ次期大統領は、保護貿易に傾いているので、円安
だからといって、輸出が増えるかどうかわからない。

この株価は、危ない前提条件で上昇しているので、トランプ次期政
権の政策が出てくると、株価も調整されるような気がする。

さあ、いつ政策の全体像が見えてくるのでしょうね。

そのときは、株価は調整局面になるはず。日米どちらもと思ったほう
が良い。

さあ、どうなりますか?



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米国株S&P500種に過熱感−今後どうなるのか、過去の記録から
占う
Oliver Renick
2016年11月24日 09:29 JST
米株式相場上昇の勢いが、ここ2年近くでは類を見ないようなペー
スとなっている。10営業日連続で、S&P500種株価指数を構成する
銘柄の少なくとも15%が、相対力指数(RSI)で70を上回ってい
る。テクニカル分析によると、これは株価上昇があまりに急激かつ
行き過ぎた兆候を意味し、ブルームバーグ集計データによれば、過
去10年に25回起きている。
  そうした過去のケースで、S&P500種がその後どうなったかは
以下の通り:
−30営業日後に平均1.3%さらに値上がり
−60営業日後に平均1.1%値下がり
−90営業日後に平均0.6%値上がり
原題:Signs of Overheating Appear in Big Chunk of S&P 500 
Membership(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ
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2016.11.24 17:01サンケイ
円安加速、夕方に8カ月ぶり113円台前半 金利差拡大、止まら
ないドル買い
 24日の東京外国為替市場の円相場は夕方になって一段と円安ド
ル高が進み、1ドル=113円台に乗せた。円相場が113円台を
つけるのは3月下旬以来、約8カ月ぶり。
 前日のニューヨーク外国為替市場でも一時1ドル=112円98
銭と、113円に接近する場面があった。その後、朝方以降は東京
市場などに場所を移して112円台の半ばから後半の間で値動きし
ていた。
 午後4時半すぎに113円に乗せたあとも円安が進み、一時113
円30銭台まで値下がりした。
 米国でトランプ次期大統領が決まって以降、経済政策に期待が高
まり、他の通貨を売ってドルを買う動きが加速。また米国と日本と
の金利差が今後も広がるとの思惑で、円安ドル高が加速している。
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2016年 11月 24日 15:42 JST 
日経平均は6日続伸で大引け、円安好感し一時200円超高
[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は6日続伸
した。国内休場中に史上最高値を更新した米ダウ.DJIや、1ドル
112円台後半までドル高/円安方向に振れた為替相場を好感し、
序盤から主力輸出株を中心に買いが優勢の展開。上昇幅は一時200
円を超えた。TOPIXは10連騰。2015年5月15日─6月1
日に記録した12連騰以来、約1年半ぶりの連続高となった。

日経平均、TOPIXともに後場に日中高値を付け、引けにかけて
も底堅く推移した。短期的な過熱感が意識されながらも、112円
台での値動きを続けたドル/円相場が支援材料となった。日経平均
の6連騰は今年7月11日─19日以来、約4カ月ぶりの連続上昇
記録となる。

トヨタ自動車(7203.T)が一時5%近く上昇。東証1部銘柄の売買代
金でトップとなった。自動車・電機の大型株の堅調ぶりが目立った
一方、三菱UFJ(8306.T)が買い先行後に下げに転じるなど、銀行
株は総じて利益確定売りに押された。

ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏は「足元の為替相場は1カ月ほど
前には想像がつかなかった水準。米国側からの円安けん制の動きが
あれば2─3円程度すぐに円高方向に振れ、日本株への売り物が集
中するリスクもある」とする一方、「余程の悪材料がない限り、日
経平均1万7000円割れも見込みにくい」との見方も示している。

個別銘柄ではカルソニックカンセイ(7248.T)がストップ高比例配分
。日産自動車 (7201.T)が22日、保有するカルソニックカンセイ株
全てを米投資ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KK
R)に売却すると発表した。KKRは来年2月下旬から1株1860
円でTOB(株式公開買い付け)を実施する予定。株価はこれにさ
や寄せをする動きとなった。

半面、沢井製薬(4555.T)、東和薬品(4553.T)、日医工(4541.T)など
後発医薬品(ジェネリック)大手をはじめ、医薬品株が軟調。政府
が原則2年に1回の薬価改定を毎年実施にする方向で見直す調整に
入り、後発医薬品の価格を抑える方策も議論すると、日本経済新聞
が23日付朝刊で報じ、株価の重しとなった。

東証1部騰落数は、値上がり1157銘柄に対し、値下がりが720
銘柄、変わらずが112銘柄だった。

日経平均.N225
終値      18333.41 +170.47
寄り付き    18329.78
安値/高値   18310.31─18382.72
TOPIX.TOPX
終値       1459.96 +12.46
寄り付き     1461.66
安値/高値    1458.13─1463.47
東証出来高(万株) 236753
東証売買代金(億円) 26183.09
(長田善行)





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