5810.どこまで続く円安株高



今日も円安が進行して、1ドル=111円になった。このため、日
経平均株価も1万8100円まで上昇している。簡単に1万8千円
を超えてしまった。

減税、公共投資などの「トランプノミクス」が支えで、米国債の金
利が上昇していることと、米企業の業績の期待が大きく、NYSEも最
高値にいる。

この株価上昇はいつまでつづくのであろうか?

1つの目安が、12月FRBの利上げ、もう1つの目安が1月のトラン
プ大統領就任式であろうと思うが、当面は円安株高が進行していく
のであろう。

乗り遅れると高値つまみになり大変なことになるが、この予想に反
した活況はいつまでも続くのかが心配である。

それほど、現時点では上がっている。12月末までに野村證券は、
1万8千円目標としていたが、その目標値を100円も超えている。

野村の予想目標額を超えた株式市場というのは、珍しいのではない
か?

楽観主義の野村は、年末目標を2万円にアップするのであろうか?
しかし、今の株式市場は、その線まで行く可能性もあるような展開
になってきた。

今は、買って持ってるだけで日々、株価が上がるようである。

さあ、どうなりますか?


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日経平均、円安好感で終値1万8100円台乗せ
根強い先高感、利益確定売りをこなし続伸
ロイター 2016年11月21日
[東京?21日?ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸。終値で
1月6日以来となる1万8100円回復となった。前週末の米国株は下落し
たものの、足元の円安基調を好感した買いが先行。短期的な高値警
戒感などから利益確定売りも出たが、先高期待が根強く、高値圏を
維持した。
1ドル111円台へとドル高/円安に振れた為替を受けて、採算改善へ
の期待感からトヨタ<7203.T>やキヤノン<7751.T>など主力輸出株が
買い優勢。朝方は弱かった三菱UFJ<8306.T>など銀行株が切り返すと
買い安心感が広がり、指数上昇に寄与した。食料品や情報・通信な
ど出遅れていた内需株も物色された。
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ドル111円付近でモミ合い、下げ局面で底堅さ
投機筋の買いの勢いが和らいできたとの声も
ロイター 2016年11月21日
[東京?21日?ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨ
ーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の111.09/11円だった。
朝方111円台に上昇した後、110円台に押されても半ばでは下げ渋り
底堅く推移。ただ、上値追いも限定的にとどまった。

午後のドル/円は、111円を挟んだもみ合いが続いた。110円台に下
落すれば押し目買いが支えになり「まだ相場が崩れる様子はない」
(国内金融機関)というが、一方で「投機筋の買いの勢いが、足元
では和らいできている印象」(別の国内金融機関)との声も出てい
た。

112円に向かうには新規の材料が必要とみられているが、きょうは注
目イベントに乏しく「目先は111円付近でウロウロすることになるの
ではないか」(邦銀)との見方が聞かれた。

海外時間にかけてのドル/円は「このところ欧州時間に上値が重く
、その後のニューヨーク市場で盛り返すパターンがみられる」(別
の邦銀)との指摘もある。「下落しても110円後半にとどまっており
、期待先行の『トランプ相場』は継続する可能性が高い。ドルの先
高観から112円トライが焦点になりそうだ」(外資系証券)との声も
出ていた。

きょうはフィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長の講演が行わ
れる予定。米国の12月利上げがほぼ織り込まれている中、今後の利
上げペースに関して言及があるか注目される。

ドル/円は早朝の取引で5カ月半ぶりに111円台まで上昇し、しばら
く高値圏でもみ合っていたが、その後じり安となり、110.61円付近
まで下押しされた。輸出企業のドル売りがコンスタントに観測され
たという。

ただ、同水準で下げ渋ると、正午にかけて111円付近まで切り返した
。輸入企業のフローは見られず、短期筋主導のドル買いが押し上げ
たという。
ドル/円??ユーロ/ドル??ユーロ/円
午後3時現在?111.09/11?1.0599/03?117.75/79
午前9時現在?110.94/96?1.0580/84?117.38/42
NY午後5時?110.85/87?1.0591/95?117.34/38
(為替マーケットチーム)



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