今日は野村のセミナーに出てきた。講師はJPモルガンの人であり、 面白かった。 政治的なショックでは、株価の戻る速度が速い。特に今回のトラン プ大統領ショックでは、1日で戻ってしまった。米国のJPモルガン の見立ては、トランプ大統領でも何も変わらないということで、昨 日は、ファンド・マネージーは大量の買ったという。 英国のEU離脱では1ケ月もかかった戻りがトランプ大統領ショッ クでは1日で戻った理由が、米国ファンドが、積極的に空売りをし て安値を仕掛け、底値で買い戻したということのようである。 米国経済は景気がよく、イエレン議長は12月利上げを行う。トラ ンプ大統領がイエレン議長を辞めさせたくても、イエレンさんが辞 任しなければ、辞めさせことはできない。共和党の議会承認が通ら ないし理由がない。政治的に中立であり、政治介入は御法度である。 トランプ大統領が保護主義政策や移民政策をしたくても、共和党の 上下院議員の賛成を得ないとできない。ということで、政策のほと んどはそう簡単にはできない。 ということで、今の時点では、大きな心配をしても実際の政策にな るかどうかもわからない。過剰反応であるという。 トランプ大統領の良い政策は、財政拡大、減税、インフラ整備など 経済活動が活発化する政策で、これは共和党議会も賛成する。 このため、米国株価は、上昇したのである。米国景気が上昇すると いうことは、日本の景気も良くなるので、日本株も買い戻したよう である。 景気が良いので12月利上げは行うと予想しているので、ドル高に なり、12月までは105円程度の円安になるが、12月利上げが 終ったら、100円を割り込むと見ているという。円高にシフトす ると予想。 どちらにしても、現時点では米国の政策を心静かに見守るしかない し、共和党議員に働きかけて、日本の立場を伝えることである。 共和党人脈が必要なのである。日本には共和党人脈を抱える議員が いて、その人にお願いすることである。情報とコネを さあ、どうなりますか? ============================== 日経平均1092円高、米金利が示す日本株高の芽 証券部 関口慶太 2016/11/10 16:03日本経済新聞 電子版 米大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏が世界の閉塞感を打 破してくれるのではないか――。10日の日経平均株価は前日比1092 円(6.7%)高。前日の下げ幅(919円)を帳消しにしただけでなく 、今年最大の上げ幅というオマケも付いた。トランプ氏が今後明ら かにする政策への警戒感はなお根強いものの、荒れ相場の中でも日 本市場に参加する投資家のトレンド変化の芽が見てとれた。第一生 命ホールディングス株の動きが…