天皇制は、日本古来からの伝統に従った運用をするべきなのである。 明治政府は、天皇の制度を西洋風に改革したことが、以後の天皇制 度を歪にしている。 江戸時代には、天皇は自分の希望や天変地異などで息子などに譲位 して、上皇として存在することが出来たのに、明治政府はその制度 を壊した。平安時代の上皇とは違い、上皇は江戸時代には政治上で も何も権限はないから、今と同じであるのに、その制度を崩壊した のである。ドイツなど、参考にした西洋にないからである。 しかし、西洋でもオランダなど進歩的な国は譲位ができるが、その 部分は取り入れていない。 ということで、江戸時代の天皇制度に戻したほうが良い部分は戻す ことである。 日本の保守党の役割は、日本の江戸時代に戻すべき所を戻すことで あると思う。今の制度の多くが明治期、西洋化した制度になってい て、天皇や国民の安寧秩序を壊したことで、現在、問題が起きてい るように感じている。江戸時代は、気持ちを大切にして制度を作っ ていることによる。 もちろん、西洋化によって、良い部分もあり、良い部分は残すべき であるが、欧米化が日本の伝統より非常に良いという考え方は、捨 てるべきである、是々非々で議論をして欲しい。 伝統ということばが、明治後を表しているように感じて仕方がない 。伝統は明治で壊されたという感覚が必要である。 さあどうなりますか? ============================== 2016年 11月 7日 17:18 JST 退位の是非で専門家から初聴取 政府は7日、天皇陛下の生前退位を巡る有識者会議(座長・今井敬 経団連名誉会長)の第3回会合を首相官邸で開き、会議メンバーと は別に、皇室制度などの専門家を呼んで初の意見聴取をした。テー マは、天皇が高齢になった場合の公務負担軽減策や退位の是非など 8項目。7日の5人を含めて月内に3回、計16人を招く。 この日、意見陳述した平川祐弘・東大名誉教授(比較文学)は「 摂政」活用による公務負担軽減が望ましいとの認識を示し、退位に 否定的見解を表明した。 古川隆久・日大教授(日本近現代史)は退位を条件付きで容認し た上で、特別法ではなく皇室典範改正による恒久制度化を求めた。 【共同通信】