リスク・プレミアムが出てきた。まず、ドイツ銀行の破綻を想定し たリスクを取り上げてきた。 米国から1兆円に上る賠償金がドイツ銀行に求められたことで、資 金の枯渇が起こると心配されて、株価や社債が売られてた。 このように、欧州の金融機関の破綻が心配されているので、今後も このようなことが起こり得る。株、債権、預金の解約などで資金が 枯渇する可能性がある。このような状態が起きると、破綻になる。 日本の金融機関に飛び火する可能性もある。デリバティブの保証が 解除されて、リスクがヘッジできなくなる危険が出ることによる。 このデリバティブ取引は、見えないのでわからないから、どのよう な影響がどこに及ぶかわからないということで、金融機関間の市場 も機能しなくなる。 その時には中央銀行が資金を出して、影響を最小限度に抑える必要 が出てくる。その最初の状態がドイツ銀行に出てきたことで、金融 機関の株価に影響して、金曜日は銀行株が暴落した。 しかし、米国の賠償金が半分程度になったという報道からNYSEで銀 行の株価は戻したようである。 月曜日は、日本も銀行株が上昇して始まるようだ。