5772.ドイツ銀行の心配



リスク・プレミアムが出てきた。まず、ドイツ銀行の破綻を想定し
たリスクを取り上げてきた。

米国から1兆円に上る賠償金がドイツ銀行に求められたことで、資
金の枯渇が起こると心配されて、株価や社債が売られてた。

このように、欧州の金融機関の破綻が心配されているので、今後も
このようなことが起こり得る。株、債権、預金の解約などで資金が
枯渇する可能性がある。このような状態が起きると、破綻になる。

日本の金融機関に飛び火する可能性もある。デリバティブの保証が
解除されて、リスクがヘッジできなくなる危険が出ることによる。

このデリバティブ取引は、見えないのでわからないから、どのよう
な影響がどこに及ぶかわからないということで、金融機関間の市場
も機能しなくなる。

その時には中央銀行が資金を出して、影響を最小限度に抑える必要
が出てくる。その最初の状態がドイツ銀行に出てきたことで、金融
機関の株価に影響して、金曜日は銀行株が暴落した。

しかし、米国の賠償金が半分程度になったという報道からNYSEで銀
行の株価は戻したようである。

月曜日は、日本も銀行株が上昇して始まるようだ。



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