5759.ロンドン便り BREXIT



ロンドン便り BREXIT
                    木野
皆様
ご無沙汰しております。
2回目のロンドン赴任もこの夏で丸6年になります。
この間いろんなことがありましたが、金曜日の
国民投票結果は様々な面で象徴的なので以下お伝え
します。

(1)言葉の洪水
今般行われた多くのスピーチ、ディベートを聞き、各種論説を
読んでも、今回の結果はロジカルには出てきません。
それでもこの結果になったのは言葉の洪水では実際に投票所
に出向いて投票する人の気持ちを変えることができないこと
があるとう現実があるからです。

私が住んでいるロンドン北部の住宅街でもこの10年で
3件もポーランド食材専門スーパーができました。

移民はいい面もあるのでいちがいに否定的になる必要
はありませんが、それでは割りきれない不安が毎日
それらのスーパーの前を通る度に英国人でない私ですら
掻き立てられます。

(2)人を動かす言葉 Independence day
今年続編が封切りされている映画 Independence day
ですが、オリジナル作品が私は好きで、特に宇宙人
相手に戦うリーダーとしての米国大統領がこの言葉を
放つシーンが気持ちが晴れるので大好きです。

今回ボリス ジョンソンがスピーチの締めくくりで
この言葉を使ったとき、これはできすぎだと感じ
ました。このタイミングでこの言葉を使うと100の
脅しも形無しになります。

(3)長い長い離婚手続き
英国と日本の違いはいろいろありますが
そのひとつに離婚手続きがあります。
とにかく長い手続きがあります。一般の
方々が苦労されるのを見てきました。
EUとの離婚もまた一筋縄ではいきません。
大英帝国を築いたイギリスのしたたさは
これからこの離婚劇で発揮されると思います。
と同時にそれに付き合わされる他国の度量が
試されるのだとおもいます。

木野
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ソング・オブ・ラホール
form tokumaru

小川さん、
貴重な映画のご紹介ありがとうございました。

https://www.youtube.com/watch?v=fSepumfQkd4
映画『ソング・オブ・ラホール』予告編

予告編だけとりあえず見ましたが、いい感じですね。

ラホールが1000年も芸術の中心で、1970年代から芸術が
出来なくなったということも知りませんでした。

デジタル言語学(論理言語学)がどういう反応を呼ぶか、きちんと
話をきいてきます。

今のところ、ヒトのデジタル言語には、「ブリコラージュ(ありも
の利用)」
としては、
1 脊髄反射(概念)
2 脳幹聴覚神経核の方向定位能力(文法)
3 脳脊髄液中の抗体ネットワーク(論理概念)
の3つがあり、

ヒトに固有の「ブレークスルー(新展開)」としては

4 喉頭降下による母音発声 (6万6千年前)
5 文字 (6千年前)
6 コンピュータネットワークによる双方向通信(検索) 今
7 言語情報の前方誤り訂正 (近い将来)

の4つがあることを発表する予定です。

文字という点でも、この南アジアは文字発祥の地なのかもしれませ
んね。

得丸





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