5714.都知事選の候補は



都知事候補者が出てきたが、自民党は、増田寛也氏と小池百合子氏
の分裂選挙になり、一方、野党の候補者が確定していない。

野党統一候補として、俳優の石田純一氏(62)が名乗りを上げた
が、民進党、共産党ともに、まだ推薦していない。

共産党は、宇都宮健児・元日本弁護士連合会会長(69)を推薦す
ると思ったが、推薦をしないようであるので、宇都宮氏は無所属で
立候補をするようである。

民進党都連は、8日の選挙対策委員会で、前神奈川県知事の松沢成
文参院議員(58)か元経済産業省官僚の古賀茂明氏(60)の擁
立を目指すと決めた。松沢氏は「この状況で受けるのはかなり難し
い。物理的に間に合わないんじゃないか」と語ったので無しであろ
う。

民進党都連は、連合東京の意向として、というより都庁職員の希望
である行政官を希望しているので、その方向を探っているようであ
る。ということで、俳優の石田氏を希望していない。

時間がないので、野党統一候補としての古賀茂明氏か民進党と自民
党の推薦の増田寛也氏となる。そして、共産党の宇都宮氏となる。

どちらにしても、劇場選挙にして、自民党都議会のドン内田氏対小
池百合子氏の戦いとして、内田氏の操り人形増田寛也氏とするなら、
小池百合子の優位は、揺るぎがない。

しかし、民進党も増田寛也氏を推薦すると、この構図が崩れて、都
庁職員が希望する行政官対マスコミ・政治家小池百合子の戦いとす
れば、これはわからない。増田寛也氏の当選もあり得る。

野党統一候補としての古賀茂明氏であれば、小池百合子氏は、劇場
選挙ではなくなるので、効力がない。

決定までの時間が迫っている。

さあ、どうなりますか?

==============================
都知事選
いよいよ…最終段階の候補者擁立 次は誰の名が
毎日新聞2016年7月8日 21時25分(最終更新 7月9日 00時04分)
 東京都知事選は14日の告示まで1週間を切り、政党や市民団体
の候補者擁立作業は最終段階に入っている。10日の参院選投開票
後をにらみ、8日もさまざまな動きがあった。

 民進党都連は8日の選挙対策委員会で、前神奈川県知事の松沢成
文参院議員(58)か元経済産業省官僚の古賀茂明氏(60)の擁
立を目指すと決めた。都連会長の松原仁衆院議員が一任を受けて今
後、党本部と協議する。

 松原氏は報道陣の取材で、松沢氏の旧民主党国会議員や前神奈川
県知事としての実績を評価し、古賀氏は野党4党の枠組みで戦い得
ると説明した。これに対し松沢氏は「この状況で受けるのはかなり
難しい。物理的に間に合わないんじゃないか」と報道陣に語った。

 都議会民進党の有志は長島昭久元副防衛相(54)を推している
。松原氏は、安全保障関連法反対での旧民主党と共産党の共闘に長
島氏が批判的だったことを示唆し「野党4党の枠組みとの距離感」
を理由に、擁立は難しいとした。ただ、11日の長島氏の態度表明
を待つ考えも示した。

 一方、俳優の石田純一氏(62)は8日、市民グループに推され
る形で都内で記者会見し、野党4党の統一候補に選ばれれば出馬す
る意向を示した。石田氏は「勝ち負けよりも政党論争が必要。野党
統一候補が必要ではないか。野党には選択肢として考えてもらいた
い」と述べた。

 石田氏の会見後、民進党の岡田克也代表は滋賀県草津市で記者団
の質問に答え、石田氏について「安保法制反対の時に堂々と国会の
前でマイクを握っていただいた。そういう意味では素晴らしい方だ
と思う」と述べた。

 既に出馬表明している自民党衆院議員の小池百合子元防衛相(63
)は8日、日本外国特派員協会で記者会見し「自民党の政策の一丁
目一番地は『女性の活躍』なので、私は自信を持って手を挙げた」
と話した。

 このほか、都知事選に過去2回出馬している宇都宮健児・元日本
弁護士連合会会長(69)は11日に記者会見して正式に出馬表明
するとしている。【飯山太郎、柳澤一男、山田奈緒】






コラム目次に戻る
トップページに戻る