5699.英EU離脱懸念が後退



英ブックメーカー(賭け業者)ベットフェアによると、国民投票で
欧州連合(EU)残留を支持するとの確率は72%となり、17日
時点の60−67%から上昇したことで、今日の日経平均は大幅な
上昇になった。

前週末比365円64銭(2.34%)高い1万5965円30銭で終えた。

英国の労働党議員の殺害で、残留になったら、犯人は、残留支持し
たのと同じことになるようだ。下流層の英国人は、モノが見えない
で、騒いでいるだけのようである。

離脱したら、下流階層にしわ寄せが行くので、一層貧困化すること
になる。ということをわからないが、残留支持議員が殺されたこと
で、同情票が出てきたことになる。

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東証大引け、大幅続伸 英EU離脱懸念が後退、9割が値上がり 
2016/6/20 15:33日経
 20日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、前週末比365
円64銭(2.34%)高い1万5965円30銭で終えた。13日以来、約1週
間ぶりの高い水準となる。英国の欧州連合(EU)離脱に対する過
度な懸念が後退し、買い戻しが進んだ。トヨタなど主力株を中心に
幅広い銘柄が買われ、東証1部の約9割が値上がりした。

 英国のEU離脱問題について、最新の世論調査で残留派が盛り返
したことで、リスク回避ムードが急速に後退した。離脱を見込んで
売り持ち高を膨らませていた投資家が買い戻しを急いだほか、残留
で世界的に株高が進行するとの見方から株価指数先物に断続的な買
いが入って日経平均を押し上げた。市場では「銀行や海運など売り
込まれていた業種に買いが目立った」(内藤証券の田部井美彦投資
調査部長)との指摘も聞かれる。

 外国為替市場で円相場が1ドル=104円半ばと前週末に比べて小幅
ながら円安・ドル高に振れたことも買い安心感を誘った。

 ただ、現地時間23日の英国民投票の結果を見極める必要があると
の雰囲気も根強い。日経平均は取引時間中で14日以来となる1万6000円
台を付ける場面もあったが、この水準では戻り待ちの売りに上値を
抑えられた。

 JPX日経インデックス400は続伸し、終値は前週末比255.46ポイ
ント(2.27%)高の1万1526.29だった。東証株価指数(TOPIX
)も続伸し、終値は同28.36ポイント(2.27%)高の1279.19だった。

 東証1部の売買代金は概算で1兆9074億円と3営業日ぶりに売買
の活況の目安となる2兆円を下回った。売買高は18億4484万株だっ
た。東証1部の値上がり銘柄数は1776と全体の9割を占めた。値下
がりは134、変わらずは49銘柄だった。

 家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)4」とつなげられ
る眼鏡型ゲーム機「PSVR」の予約販売が好調と伝わったソニー
が上昇した。ソフトバンクやファストリが大幅高となり、日経平均
を押し上げた。有機EL関連とされるVテクが急伸し、三井住友FG
など銀行株も上げた。一方、スズキや三菱自が下落した。

 東証2部株価指数は続伸した。エスクロAJや村上開明が上昇し
、富士通コンや神島化が下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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記事
広瀬隆雄2016年06月19日 20:36
世の中の仕組みを知らない「下流」が英国のEU離脱を主張
 離脱すれば英国における格差は拡大し、ロンドンの金融街シティ
はパナマ化する
マスコミやSNSでは「イギリスがEUから離脱しさえすれば英国民の雇
用の安定が保たれ、高騰していた住宅問題が解消し、イギリスが国
家の主権を取り返す……」というようなレベルの低い議論が展開さ
れています。

イギリスがEUを離脱しても低所得者層の暮らし向きは良くならない
し、失業率は悪化するでしょう。特に、離脱で一番痛い目に遭うの
は低学歴の低所得者層です。住宅問題は解消せず、格差は、ワープ
スピードで拡大すると思われます。ロンドンの金融街シティは、タ
ックスヘイヴンであるパナマのように胡散臭い取引と、ずるい方法
で蓄財した世界の大富豪たちの避難港になる恐れがあります。

思うに、人々は本当に忘れっぽいし、歴史から何も学ばないですね(笑)

まず今回の英国とEUを巡るドタバタ喜劇は、初めての事ではなく、
2回目のイベントであり、イギリスの将来を決定付ける「運命の日」
は6月23日ではなく、1992年の「ブラック・ウエンズデー」だった(
過去形)という点を、しっかり認識して下さい。

あの日、イギリスは精一杯努力した甲斐も無く、市場の力にねじ伏
せられる格好で、共通通貨ユーロの前身となるERM(ヨーロピアン・
エクスチェンジレート・メカニズム)から、はじき出されてしまう
のです。

下はその時の動画です。トレーディング・ルームで慌てて駆け出す
トレーダーの様子を見てください。あの日が英国にとって「忌まわ
しき日」だったことが再確認できるでしょう。

つまり僕が言いたい事は、こんにち英国が共通通貨ユーロではなく
ポンドを使用しているのは名誉ある孤高の決断でも何でもないとい
うことです。

それは英国が「落ちこぼれ」であるしるしです。若気の至りで入れ
た、安っぽくて醜い入れ墨のように、決して消し去ることが出来な
い黒歴史に他ならないのです。

当時は欧州域内での「ヒト、モノ、カネ」の動きを自由にする、マ
ーストリヒト条約の批准を巡って、各国が国民投票を行っていまし
た。ちょうど今週木曜日の英国でのレファレンダムと同じです。

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2016年 06月 20日 15:45 JST 
英国のEU残留確率72%に、前週末から上昇=ブックメーカー
[ロンドン 20日 ロイター] - 英ブックメーカー(賭け業者)
ベットフェアによると、国民投票で欧州連合(EU)残留を支持す
るとの確率は72%となり、17日時点の60−67%から上昇し
た。









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