英国のEU離脱による世界経済への悪影響が警戒され、円が買われ て、1ドル=105円台、1ユーロ=118円台まで円高が進み、 東証は、600円に迫る暴落となった。終値は1万6019円で、ぎりぎ り1万5千円台にはならなかった。 FOMCが14日、15日と日銀金融政策会合が15日、16日になっ ているが、FOMCは利上げ見送りがほぼ確定になり、日銀会合で一層 の金融緩和がないと、円高は1ドル=105円を突破して、100 円割れまで迫ることになるし、1万4000円台に突入もあると見 る。 しかし、日銀が金融緩和をしても、EU離脱がどうかがわかる23 日まで世界の株式市場は大混乱になること、確実であり、離脱にな ると、その後も暴落が続くことになり、中国の経済なども道ずれに なる可能性まで、考える必要になりそうである。 まだまだ、暴落が続くと見たほうが良いようだ。 この時期、参議院選挙とぶつかり、日本の株が大幅な下落なると、 与党には逆風になる。自民党・公明党は、解散理由の説明にするし かないようだ。安倍首相が株価を上げようと、郵政会社や日銀、GPIF などを総動員して株を買わせても、ヘッジファンドの空売りには対 抗できない。 まあ、暴落後に買えば、大きく儲けることができるが、今持ってい る人は大損をすることになりそうである。 さあ、どうなりますか? ============================== 東証、終値は1万6019円 下げ幅600円に迫る 2016/6/13 15:28 週明け13日の東京株式市場は、国民投票を控えて英国の欧州連合 (EU)離脱による世界経済への悪影響が警戒され、日経平均株価 (225種)は大幅に続落、下げ幅は600円に迫った。 終値は前週末比582円18銭安の1万6019円18銭。東証株価指数 (TOPIX)は46.18ポイント安の1284.54。出来高は約18億7600万株だ った。